週刊少年ジャンプ 第33号 (07/17)
今週はジャンプの感想までじっくり書いてる暇がなさそうなので超々簡易版にて失礼。
そうやって作った時間でサンデーは普通に書きます。たぶん。書ければ良いな。
○みえるひと(新連載)
あー結論。好きです。大好き。最近の新連載では一番好き。ヒロインの姫乃が地味健気薄幸属性持ちっぽいということもありますが、それより何より、私はこういう怪談じゃない幽霊話にとんでもなく弱いんですよおお。ツボストライクホムーランなんですよ! 幽霊との交流は常に別れを前提としていますからね。人間同士の場合よりも一層ダイレクトに。切ないじゃないですか。泣かせるじゃないですか。春は出会いと別れの季節ですよ(?)。振り切った涙は桜の花びらに変わって切り裂かれるんですよ! (???)
流仙蟲がいきなり笑い出すシーンなどにも緩急のインパクトは感じられますし、絵も親しみやすくて充分に完成している。お話の方もこれならページ数に見合った適度な密度だったと思いますし、こりゃ期待大ですよ。来週以降の連載も非常に楽しみに待ちたいと思います。
……ところで……まさかとは思うんですけど、ヒロインの姫乃、バスの事故でもう死んでたりしてないですよね? もしそれが本当だとすると今後の展開を広げようがないのでそれはないと思いますが、読み切りのことを考えると、あながちその可能性もゼロではないと思う今日この頃。
○ONE PIECE
CP9の能力構成は全員同じというわけではなく、基本の六式の上にそれぞれ違う特殊能力が乗算されているみたいですね。ルッチはネコネコの実の能力、カリファは鞭、ブルーノはドアドアの実の能力。じゃあカクにもまだ隠し玉があるってことなんでしょうか。それとも、元・大工職のスキルを活かした刃物の扱いかな? あるいはCP9の中でもさらに突出した脚力でしょうか(ルッチの能力とちょっとかぶりますが)。
……しかし、それにしても、ウソップの扱い方が上手すぎて感心してしまいます。ただの離脱騒ぎに終始するかと思いきや、まさかこういう使い方をするとは。尾田先生のストーリーテリングのセンスは凡百の人間とは一線を画しているよなあ。
○NARUTO
人傀儡はサソリにしか作れない、ってことはサソリの特殊能力ってことかしら。
○アイシールド
どうやら陸vsセナに関してはきっちり勝負をつけさせるつもりみたいですね。キッドと鉄馬に関しては未だに攻略の糸すら掴めませんが、このまま「個別の勝負には負けてもチームとして勝つ」って感じでいなして終わるのか、それともヒル魔やモン太に頑張ってもらってきっちりリベンジさせるのか。全然そんなビジョンが浮かびませんが……。
○BLEACH
一心は元隊長とかそんなんかな? 隊長になって日の浅い日番谷の前の十番隊隊長とか。山じい
以外の隊長達が揃って若い(外見である)ことから察するに、死神にも引退制度がありそうなものですけどね(まさか年老いて負けたら死んでゆくから新陳代謝が盛んだってことはあるまい……)。
○銀魂
おお、これは伝説の「お姫様ブン投げ」!
(解説しよう! 「お姫様ブン投げ」とは、かつてドラゴンクエストTにて「勇者はローラ姫を抱えたままでどうやって戦闘しているんだろう」という疑問を解消するために考案された苦肉の策であり、戦闘中は姫を真上に放り投げ、戦闘終了とともにキャッチという荒業を繰り返すという恐るべきテクニックである! このテクニックには吊り橋効果によってローラ姫のハートをもまたガッチリキャッチできるという利点があるが、屋根のあるダンジョン内では姫が全身打撲になってしまう欠点も持ち合わせている諸刃の剣なのだ!)
○ムヒョ
華麗で完全な復讐はターゲットを絞ることによって初めて成し遂げられます。安易な「○○なんてどうせみんな理論」に支配されて、無関係な人間までまとめて憎んでいるうちは復讐者として三流です。殺すなら例のスケベオヤジとクソババア(汚い言葉ですが、この場合は使っても差し支えないと思います)、そして彼・彼女に与した者だけ。こいつらは殺しても構わないので、その他の人間には手を出さないようにしましょう。何も相手と同じレベルにまで堕ちる必要はありません。一方的に高みから見下す、復讐はそれが良いんじゃないですか。例え、その高みが自分のプライドだけに根差すもので、端から見れば何も変わらないとしても。
○タカヤ
白川流武術の特徴ってなんだろう?
○ボーボボ
ラストのコマに大爆笑。「我聞」といい、にわかに任天堂づいてきましたね(?)。
○テニプリ
「な、何か凄い試合になってきた!!」 というよりは、最初から、いや始まる前から凄い試合だったと思うのですがどうか。……今更か。
○DEATH NOTE
シドウくんの萌えと夜神次長の燃えに死角なし……ッ!
というか死神の目を得たパパの突入シーンが格好良すぎます。その格好良さと引きかえに、孫を愛でながらのんびり過ごす穏やかな余生のビジョンを失ってしまったわけですが(まぁこの漫画に最初からそんなものは存在しないと言えばそーなんですけどね)。相変わらずその場のノリで突貫する人だなぁ。
○REBORN!
ライフセーバー気取りのアホどもは……最後に一発殴ってそれで済ませるだけじゃなく、いっそ本当に海の藻屑にしてもらっても全然やりすぎではないと思いました。人の命を救う仕事を馬鹿にする輩には死の制裁を。
○カイン
今回の回想は結構良かったと思いますですよ。これまで作者の独り善がりだった空回り気味の「衝撃の真実」に、ようやく実感が伴ってきた感じ。
○ネウロ
X(少年形態)の外見が堀口明に似ているのは彼のちょっとした茶目っ気でしょうか、それともすでに自分の本当の姿を忘れていたりするんでしょうか……。ともあれ捜査陣は、今がX逮捕の最大のチャンスであることを忘れないように。なんか「警察のダンナ窓から離れろーッ!」 状態になりそうな気もしないではないですが。
ところで、Xがわざわざ死体となって登場したことにはハッタリ以上の意味は何もないんだろうと思いますが、そこに突っ込んでいたら松井先生の手の内なのでやめときます。
○切法師
業煤徒は複数の存在にまとめて取り憑くことも可能なんですね(今回は「人間」+「馬」)。こりゃこれからも合体怪人が続々登場する予感。
○武装錬金ファイナル告知
「ファイナル」ってことはもう復活はないと考えて良いみたいですね……残念です。さあ和月先生、ばっちょに続いて、次はサンデーに来て連載しようぜ! サンデーならきっと先生の製作スタイルを違和感なく吸収してくれます。絶対ジャンプより先生に合った環境だと思いますよ!
○こち亀
部長はこういう結末で良かったと思いますよ。真中レベルまで堕ちて奴のように逃れられない死に朽ち果てるよりは、せめて軽症段階で踏み止まって引き返してくれるに越したことはないですから。
○ハンター
アカズのエピソードは(プラスになるにしろマイナスになるにしろ)「王の心境の変化」を促すためのものだとは思っていましたが、ここで「母と子」の話にもっていくとは予想外。これ、このちょっとした会話だけでも演出によっては立派に短編の題材にできますよ。こんなに簡単な提示方法なのに、下手な人情劇より心に来るものが……。
○ミスフル
麻雀で言うところのカベ役ってやつですね。
○いちご
来週こそは死んでくれるよね?
○ジャガー
今週は最終ページ柱アオリに一番笑いました。タイムリーだ……! 落ち着きのところも面白かったですけどね。
○総括
本当を言うとネタかぶりを心配していましたが、「みえるひと」が想像以上に私のツボを的確に捉えた期待作だった(しかも実際に面白かった)のでかなりウキウキしています。ジャンプ読む楽しみがまたひとつ増えそう。これであとは読み切りバージョンに出てきた薄幸そうなOLのねーちゃんの幽霊も登場してくれたら、もう私に言うことはありません。コミックス速攻買います。ええ。
来週の大亜門先生の新連載は、どこまでパロディを遠慮しないか、にかかってくるでしょうね。ジョジョネタとかDBネタをバンバン繰り出してくれることを希望。
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