週刊少年ジャンプ  第36・37合併号 (08/16)

 THE 男爵ディーノさんのところでちょっと前に紹介されていた去年のジャンプ検定をやってみました。結果は77点(正解)。何の勉強もしなかったのに、一部の漫画(遊戯王、マンキンなど)の初期設定はさっぱり知らないのにこの点数。いろんな意味でなんというか……orz
 今回は遅くなったのでおまけ付き。ネタバレ全開なので、未読の方は見ない方が良いです。


ONE PIECE(377)
 表紙絵を見る限りでは、明らかに次の仲間はフランキーですよね……。
 回想編あり、その中での「夢の船」発言あり、そして作中の重要度と、どれをとってもフランキーだけが飛び抜けています。これでフランキー一家の存在さえなければほぼ確定なんですが(年齢の問題はロビンの時点ですでに無効です)。それにしても、アラバスタの時もそうでしたが、仲間一人の話でここまで引っ張ることのできる漫画って他に類を見ませんよねえ。改めてこの漫画のスケールのデカさ(良くも悪くも)を実感します。

 ゴムゴムの味方ロボはちょっと主人公にあるまじき技だったような気がします。こういう「本人の意志と違う行動を取ってしまって味方を傷つけてしまう」シチュエーションはどうにも苦手です。あの「寄生獣」も広義で言うならそのカテゴリなので、それも慣れるまでは結構引っかかったんだよなあ。なんだろう、尊厳とかそういうのが傷つけられるのが死ぬほど嫌だってことなんだろうか。

 そしてルフィ一人vs海軍一万。この漫画は雑魚はどれだけ集まっても脅威を感じない存在なのでどうってことはないですが、下手をするとここでさらにルフィの懸賞金が上がりそうな気配ですよ。ついでに今回の一件でサンジも懸賞金組の仲間入りをすると見た。今までは「懸賞金がかかってそうでかかってない」(つまり「顔が割れていない」)立場がいろいろ利用されてきましたが、次からその役回りはウソップが担当するのかな?


BLEACH(190)
 ひよ里はいまいち魅力を感じないなあ。貧乏(≒薄幸)属性は本来結構私の好みに入るはずなんだけど……貧乏者独特の「現状脱出意欲の低下」が感じられないのが原因でしょうか。貧乏者は己の境遇を諦めて「どうせ〜」モードに入るからこそ輝くのです。そういう人が本当にささやかな幸運に大袈裟に感謝したり、いきなり救われてどうして良いかわからず混乱するのが萌えなのですよー。ひよ里はまだそこまで到達してません。カンチョーなどされようが甘いわァア!

 一護パートはなんかいろいろ唐突だなあ。一護の悩みも唐突だし、夏梨の告白も唐突。一心の死神カミングアウトも唐突でしたし、最近は後付けが満載です。これでもうちょっと上手い後付けをしてくれれば良かったんですけど……。


アイシールド21(148)
 なんでモン太はいきなりこんなに死にそうですか。

 セナvs陸は……なんか火と水を同時に浴びている気分というか、燃えそうで燃えきれない感じです。シチュエーションや演出は間違いなく燃えるんだけど、ちょこちょこと小さい萎え要因が目立って燃えを阻害され続けているというか。結果としてはどっちつかずで消化不良、本当にもったいない。

 これでキッドvsヒル魔(読み合いでヒル魔の勝利)、鉄馬vsモン太(ここ一番でボールを奪ってモン太の勝利)、陸vsセナ(正面衝突を振り切ってセナの勝利)の三大対決の全てが泥門勝利で決着しましたね。あとはムサシがキックで活躍して、西部戦ももう終わりでしょう。……え、牛島? そう言えばいましたねそんなの(キャプテンだけど)。牛島vs栗田は……もう言うまでもなし。やっぱりこれで終わりです。


銀魂(81)
 空知先生、よっぽど暑かったんですね。
 空知先生、あなたも「THE 地球防衛軍」にハマったクチですね。

 今週一番の見所はことあるごとに謂れのないツッコミを受け続けるトラックのオッサンだと思います。こういう勢いに任せた暴走話を描ける漫画家はそれなりに沢山いますが、あのオッサンを出せる漫画家はそうはいない。


ボボボーボ・ボーボボ(217)
 ひょっとして、京都の話なのに奈良漬けや鹿が出てくるのはそれ自体が高度なギャグなんでしょうか。考えすぎだと思いつつ、どうしてもその可能性を否定できない自分がいます。だって普通間違えないじゃん鹿の産地を京都ってさ……。


NARUTO(271)
 解毒薬をしまう仕草といい、ラストの流れといい、次回予告といい、全てがチヨバアを追い詰めてゆく……!
 ラストはチヨバア用の解毒薬がサクラに使われて、「バカな、もう動けぬはず……」って展開と予想。


ムヒョとロージーの魔法律相談事務所(34)
 今井さんの切り札的登場がちょっと期待できそうになくて残念です。
 最後はみんなの煉を集めてミナデインでしょうか。もうムヒョひとりにやらせるのは無理だし他の面子が格好悪すぎるよ……。


テニスの王子様(280)
 勝利のアイディア自体はアリだと思うのですが、肝心の演出、場面のはしょり方が非常にわかりづらいです。あんだけ長引かせて最後はひとコマで決めちゃったよ? 乾や海堂ファンのためにも、せめてあと一週くらいかけても良かったのでは。


タカヤ -閃武学園激闘伝-(12)
 あれは冷勁と言って、相手の体も腕の延長と考え衝撃を伝える技です。違うかもしれません。 (どっちよ)


みえるひと(4)
 ここから、そのまま順当な感動ドラマが始まってしまうのか。それとも予想外の捻りを加えてくるのか。それがこの漫画に対する私の評価の分かれ道になりそうです。ちなみに今現在の評価は、第一部DIO様(ツボストライク、カリスマ)→スト様(結局良くあるバトルかよ!)→ヴァニラ・アイス(やっぱり見所ありますよ?)と来てヌケサク(う〜ん……もったいねー)です。ヌケサクが再び第三部DIO様に返り咲けるのか!? 目が離せません。


太臓もて王サーガ(3)
 なるほど、ベルゼブルかぁ。確かに悪魔だし王子だし汚いし(笑)上手いこと考えますね。

 ちなみに今回の主なネタのhit状況

 ブラックホール→ところ天の助の方が子供読者にもわかりやすいのでは?
 悪・即・斬→うん、まあ。
 ついてついてつきまくる→あーそういえばそんなの聞いたことありますよ
 螺旋丸→実は私、この技が活躍してるシーンってあんまり読んだことないんです
 ゴムゴム→あまりにストレートすぎてちょっと笑った。
 なんかの目→うん、まあ。
 トゥーン→???
 臭い棒→…………。

 結論として、ジャンプに入門して日の浅い読者(私はほぼ丸二年前から読み始めました)にはちょっとキツいみたいですよ。いわんや小学生読者は。バスケは死ぬほど笑ったので、元ネタさえ知っていればかなり強くヒットするんでしょうが、元ネタを知らなければ今週のトゥーンみたく完全に不発に終わる、と。まじんのかなづち一丁で大魔王(読者)に挑もうとは、なんというか今更ながらに無茶なコンセプトの漫画だよなあ……。


DEATH NOTE(74)

 パパ死んじゃった!!

 死に際の月の熱演は……どこまで真に受ければ良いのやら。そのまんま見れば月は親の死さえも悲しまない本当の悪人に見えますけれど、見ようによっては10%くらいは本当に悲しんでいるようにも見えます(あの状態と余裕のなさでは、取り乱す演技はできても、涙を流す演技は難しいです)。恐らくそういう幅のある受け取り方ができるように作ってあるんでしょうけど……。

 あと次号予告の「認知」。これって……候補としてはミサか粧裕の二人が考えられますが(清楚高田は清楚だからそんなことしません!)、やっぱりミサなんでしょうねえ。ここで大どんでん返しの粧裕×メロが成立したらビックリですが、それはこの漫画の担当するビックリではないので除外。やはりミサのお腹に新生命誕生で、「第三者の赤ん坊を巻き添えで殺すことができない」ルールにひっかかってデスノートが通用しなくなるとか。この段落は基本的に冗談のつもりで書いたのでツッコミ無用です。

 ……って、まさかナオミ再来だったりするんでしょうか……まさか。なんかこれから重要になるって話も聞いたことあるし。信憑性もソースも当てにならない情報ですけどね。


家庭教師ヒットマンREBORN!(60)
 「みえるひと」が連載される前なら、きっと「幽霊だからといってイコール怖いというのはどうかと思います。友達になれるかもしれないし、ひょっとするとビックリ仰天同棲生活なんかもできちゃうかも☆ 大体幽霊が見ず知らずの他人を呪う理由自体が薄弱ですし、もし実体化して襲いかかってきても正拳突きやローリングソバットで撃退すれば以下略」とか書いていたんでしょうねえ。とりあえず個人的には、京子のアホ属性が強化されたので満足です。次はアホな決め台詞か、覚えやすいアホな口癖でひとつ。


読みきり:ウサギとカメとストライク
 主人公の設定からどうしても「おおきく振りかぶって」を思い出しつつ、女の子の存在理由や、感情移入しづらい登場人物、退治になってない悪人退治END、主人公の将来の展望の微妙な暗さなどちらほら気になってしまう読みきりでした。未だに山本クンがモテ続けていて現実的にほぼノーダメージなのは新しいと思いましたが、それってどうなのよ。結局モテる奴は何をやってもモテる、モテない奴は何をやってもモテないということでFAなんですねえ〜〜〜〜!! (号泣遁走)


魔人探偵脳噛ネウロ(24)
 話の繋ぎ方が堂に入ってきた感じです。どんどん漫画として上手くなってます。こりゃ「本物」かも。うう、こいつ、物凄いスピードで成長している……! (松井先生、こいつ呼ばわりしてごめんなさい)


HUNTER×HUNTER(249)
 ところで王とアカズの関係を一言「恋」で括っている感想をたまに見かけるのですが、これはちょっと違うだろうと思うわけですよ。これってスモーカー大佐とたしぎの関係を「恋」の一言で括っちゃってるよーなもんだろと。ありゃ恋じゃないだろと。世の中には恋愛感情に縛られない男女の在り方があるだろうと。そう言いたいわけですよ。相手を尊敬するのに性別は関係ないので。

 そしてその王ですが、軍儀が始まってからこっち、アカズに引っ張られてどんどん魅力的なキャラになってきてますよ。王の良いところ(表面に惑わされない、誇り高い、それなりに筋は通す)がどんどん前面にプッシュされてます。というより「王の成長」がきちんと描かれているのが心地良いのかも。ゴンとキルアの関係もそうですが、冨樫先生は「正反対のキャラを掛け合わせて両方の魅力を倍増させる」のが本当に得意だなあ。こういうキャラの使い方が得意だからこそ、あんなにバンバン殺したり増やしたりできるんでしょう。


D.Gray-man(57)
 ミランダさんは美人になってもどうかみっともないままでありますように。ただの影のある美人だったら腐るほどいます。一見格好良い美人なのに中身がみっともない、このギャップが良いんじゃないですか! そこに来て、さらに「いざという時はやっぱり格好良い」という二重ギャップが来ればさらに格別ですよ! もっと言うなら、「一見暗そうな女だけど近くで見ると割と格好良いじゃん、でも中身はみっともなくてアレでした、でもでもいざと言う時にはやってくれる」という三重ギャップだったなら、もう!


こちら葛飾区亀有公園前派出所(東京常夏ボーイズの巻)
 秋本先生、よっぽど暑かったんですね。
 秋本先生、あなたこの商売は成立するとちょっと本気で思ってますね?

 今週一番の見所はテレビのスキンヘッドのアナウンサーでしょう。特に根拠はありませんが、なんとなくそんな気がします。


Mr.FULLSWING(193)
 順当に考えれば、音ということになるのですが。


カイン(13)
 つまり萃魄とはナノマシンですね。例えば相手の体に注入とか、霧状に全身を分解し散布するとか、ナノマシンならではの能力が決まってくれれば嬉しいんですが……。


切法師(11)
 わかりやすく強いラスボス登場。果たして彼と戦うまで連載は保つんでしょうか……。
 ……いや、どう考えても普通にヤバいでしょうこれは。敗因はいろいろあると思いますが、今から二点挙げておきます。「地味すぎ」そして「ヒロインが不在すぎ」です。誰が何と言おうと。


ピューと吹く!ジャガー(210)
 やっぱり間池留でしたか。
 しかし、ジャガーの意地っ張り加減は、なんだか知らないけどあまり萌えないなぁ……。これじゃ単に卑怯なだけだよ。


総括
 またちょっとテンションが落ちてきたような気がします。ハンターの軍儀戦がめっさ面白いのとネウロの成長が今の二大武器ですね。他の漫画は、アイシールドとかワンピとかナルトとかムヒョとかそれなりに盛り上がっているのもありますが、どうも素直にワクワクドキドキできませんよ。もう歳なのかのう。
 と、いうことで(どういうことだ)、これから下におまけの武装錬金ファイナル感想及び本誌漫画番外編の感想をば。簡単ですけど。ネタバレ全開なので(ネタバレしないと話ができないので)、見たくない方はここから先に進まないでくださいね。


 まだ読んでない方に一言だけ言うなら……今回、和月先生はそれなりにベストを尽くしたと思いますよ? ああいう形にしたのは、私としては賛成です、とだけ。

 では以下、ネタバレゾーンに突入。






















武装錬金ファイナル(注意・ネタバレ全開です!)

 フィニッシュしてないじゃん。

 いや私としては大歓迎ですよ? 変に焦って消化不良で終わるよりは、約束を反故にしてでもきちんと最後まで描いてくれた方が何千倍も嬉しいですから。それに、約束を守ってかつ消化不良で終わらせないことがもしできたとしても、それは間違いなく椎名ネクサス並の超絶技巧が冴え渡る職人仕事になってしまうこと請け合いなので……。あれは職人仕事としては鑑賞の価値が充分にあるけれど、面白さの観点から見ると正直なるべく避けたい事態だからなあ。淡々と「最高のダイジェスト」を見せられてもつまらないでしょう?

 んでもって本編の方ですが。初っ端からカズキととっきゅんが蝶絶ラブラブモードでバカップルスキーの私としては蝶うはうはでしたよ。いひひひ。たまんねェなアこういうのはヨォオオ〜〜〜!! 照れて錯乱したあまり柄にもないソフトな言葉(?)を使ってしまう崩壊寸前とっきゅんなど30年モノのワインに匹敵するほど味わい深いコクまろでしたよ! (そんなの飲んだことないけどな)(そもそもワインにコクまろはあり得ない)

 で、中盤。てっきりバスターバロンの特性は「一定以内のサイズ自在変化」だと思っていたのでちょっとびっくりしました(じゃなきゃ通常の任務であの武装錬金は使えませんから……)。いや、誰か他の戦士の武装錬金の特性で巨大化させているのかもしれませんけどね。バブルケイジの逆と考えれば、それも充分有り得る話ですが。今までに出てきた全員(といっても再殺部隊だけですけど)の見せ場があり、かつここでやっと出番の巡ってきた秋水の活躍シーンも入ってきたあたりは流石少年漫画です。秋水の出番8コマしかないけど(……意外とあるな)(意外とか言うな)。死骸で擬態、といったあたりは完全にヴィクター化の能力を逸脱している気はしますが、それは気にしてはいけません。それを言うなら口からエネルギー波出してる時点でアウトですので。バスターバロンに激戦の特性が通用しなかったのは、フェイタルアトラクションの特性か、さもなくば単にあれだけの巨大物質を修復するエネルギーが足りなかったという話なのでしょう。

 あと、ヴィクターとヴィクトリアの過去がどうも釈然としなかったのですけれど、あれは要するに「錬金戦団がヴィクトリアをホムンクルス化し、自分たちの天敵であるはずの通常のホムンクルスも大量に生み出してヴィクターにぶつけた」ってことで良いんでしょうか? 最初は野良ホムンクルスの群れかとばっかり(汗)。確かに真実がアレならヴィクターがあんなんなっても仕方がないと思いますが、しかし、いまいち違和感が残ります。坂口大戦士長が何も言い返してないところを見るとたぶんそうなんだと思いますが、まあ、エネルギードレインのことを考えれば、錬金の戦士に直接出向かせるよりホムンクルスを僕にして任せるのもわかるかな? 外道な手段であることは否定できませんけど。

 えーと、それでもって終盤。いかにもなハッタリが効いていてゾクゾクしましたよ。ここで惑星レベルの話に持って行くとは予想外でした。画面演出もバッチリ決まっていたし、セリフも見事に呼応していました。お見事。ここで「月に空気はないから息を切らせたり音声で喋るのは無理だよ」とか言う人は野暮です! それを言うならマンパワーで月に行くこと自体が不可能ですので(ヴィクター化のパワーをもってしてもです)。当然、大気圏の摩擦熱(空気加熱)で身体はともかく服が燃えてしまうはず……といった疑問も野暮です。あの照れ屋の和月先生ですからね! (そんな理由?)

 ということで、今回のファイナルは私的には結構納得がいく出来でしたよ。やるべきことはきちんとやり遂げている印象(話に決着をつけること以外は)。残る主な伏線といえば「ヴィクターとの決着」「パピヨンとの決着」「パピヨンの人食い衝動の薄れの原因」「戦士・千歳の武装錬金(バールのようなもの?)」「毒島さんの武装錬金と彼女の素顔」そして「カズキの進退問題」あたりでしょうか。これらがピリオドで説明されることを願います。毒島さんの素顔はともかく、千歳の武装錬金は無理だと思いますけどね(苦笑)。

 ……あと、今回延期が果たせたのはまず間違いなく我々の応援運動の成果だと思いますので、あの時アンケートや投書に参加した皆さんはたぶん己の行動を誇って良いと思います。残念ながら連載再開は果たせませんでしたが、編集部の意向に一石を投じることができただけでも無駄ではなかったはず。結果が出てしまった以上、次は和月先生の新作に期待するのがファンのあるべき姿です。決して「武装錬金エクストラ・ピリオドの彼方へ」なんかを来年の春の赤マルに期待しちゃいけませんよ!

 しかし、この期に及んでまた新雑誌というのは流石にどうなんだべ。というか青マルジャンプはどこへ行ったの? (それを言うのこそ野暮ってもんでさぁ)


ジャンプ本誌連載漫画番外編
>カラブリ(ついうっかり忘れていたので2005/08/17 08:55追加)
 い、妹ォォ!! (久保先生の想定通りのリアクション)
 つーかちょっと志摩子さんに似てるよ稀代ちゃん!? 中身は普通のヒロインっぽくて全然違うけど(ちょっと祐巳似?)。こりゃあ完璧ノーマークでしたよ。くぼせんせい・あなどれない!
 ……というか「BLEACH」は最初っから尸魂界の死神たちの話にすれば良かったんじゃないかと思った。キャラが生き生きしすぎ! 性格もはっきりしてるから絡ませやすいしネタにもしやすい。演出力と並ぶ、この漫画の大きな武器のひとつですね。展開・構成はぐでぐでだけど。

>BLEACH
 あれって公式だったの? てっきりファンの幻想だとばっかりまあ。姉妹の絆は伊達じゃない!
 というかマトモな女性会員が七緒ちゃん一人しかいないというのはなんともはや(勇音も割とマトモだとは思いますが)。卯の花隊長がスルーされているのはそこはそれ、野暮ってもんでさぁ。この定型句便利ですね。

>ムヒョ・ネウロ
 予想外の飛び道具にびっくり。ある意味で「BLEACH」同様、読者の期待に応えたと言えなくもないですが……でも肝心のオチはどっちもイマイチでした。和みオチにニャンピョウオチか……ここまで来て「ネウロ」のオチが食に絡めてあったのは流石でしたが。

>いちご
 そしてこちらも読者の要望に応えるサービス精神満々ですね(笑)。最終回ではみんなツッコんでいたからなあ。それにしても、女性はスタイルが良くなくてはならないという姿勢がここまで貫かれていると清々しいものです。この頑なな姿勢の裏には、河下先生的に何かあるんだろうか……?


 てな感じで。ほんと遅くなってごめんなさい。
 サンデーの方は……次の号が出るまでにはなんとか(オイ)。





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