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週刊少年サンデー感想(2005年第35号) (08/01) 「待っていた、探していた、忘れていた」

 導入すればサンデー系の語句が一発変換可能なサンデー辞書こちらまで。
 一応宣伝までに書いておきます。絶賛公開中ですので、良ければ是非。


名探偵コナン(15)
 瑛祐くんの正体云々はともかく、密室の正体が抜け穴というのは流石にどうかと……。
 どうせそのネタで行くなら、島田荘司ばりの無茶な装飾なり馬鹿みたいな馬鹿でかいスケールが欲しかったところです。それならまだ楽しめたんですけどねえ。


金色のガッシュ!!(217)
 突然ですが、リオウがこの後生き残るにはもうこの手しかないでしょうね。

 (1)バニキスと本を腹の中に戻す
 (2)デュフォーに呪いをかける
 (3)隙を突いてコントロールルームより離脱
 (4)デュフォーが呪いで死ぬのを逃げながら待つ

 あれだけ実力差が存在している以上マトモに戦ってもまず勝ち目はないでしょうから、それならこっちの方がまだ逆転が可能かもしれないだけマシです。本を腹の中に隠すことによって強制送還(リタイア)だけは避けた上で、全く通用しない通常の攻撃呪文ではなく防御無視の(通用する)ステータス異常呪文で僅かながらも勝機を作る。そしてあとはゼオンをコントロールルームに閉じ込めて、呪いがデュフォーの命を奪うまで逃げきれれば、ひょっとすると勝てるかも……しれません。とはいえ、腹の中に直接電撃でもブチ込まれた日には終わりですし、そう易々と呪いがかけられるわけもないでしようし、ゼオンから距離を置くことは至極難しいと言わざるを得ないわけですが……。それでも、普通に戦って一矢報いるよりは、こっちの方が遥かにどうにかなりそうな感じがします。

 ま、もっと手っ取り早い本当の最終手段としては、

 (1)コントロールルームを即離脱(ゼオンはついてきても来なくても構わない。来なければ万々歳)
 (2)鍵を放棄して逃げるor鍵をゼオンに譲渡し、口八丁で見逃してもらう
 (3)ファウードから脱出、ファウード魔界送還でバイバイゼオンさようなら〜

 が一番簡単なんですけどね……。いわゆるコバセン式ロベルト地獄送りスペシャル。時限帰還装置が解除されていない現状では、これが最も簡単かつ可能性の高い手でしょう。ただし当然のようにファウードは諦めなくてはなりませんし、ファウード脱出後もいろいろ命懸け、そしてゼオンがロベルトのように何のペナルティもなく人間界に戻って来た場合、世にも恐ろしい私刑が待ち受けているでしょうけどね……。

 (なお、余談ですが、ファウードの時限帰還装置が解除されていないのにリオウがそのことをほとんど問題視していないということは、恐らくリオウには装置を解除する目処が存在する……つまりコンピュータ関係には清麿以上に自信があるんでしょう(清麿はリオウにロックの解除は無理だと思っているようですが)。でなければファウード帰還阻止にもっと必死になっているはずですからね。清麿との直接対峙も、ダメ元で暗号鍵を聞ければ良し、聞けなければ自力で……くらいの心積もりだったのだと思います。しかし、そういったことを作中で全く仄めかしていないのは明らかに雷句先生のミス。おかげでただでさえいろいろ妙なファウード編が、どんどん変な方向に捻じ曲がっているような気がしてなりません。ちょっと本気で、数ヶ月くらい雷句先生に休みを与えた方が良いんじゃないでしょうか……ずっとこの過密スケジュールじゃ、話をマトモに考えている暇もないよなあ)

 (あともうひとつ余談。もし今回ガッシュたちが来なくて封印を壊す力が足りなかったとしても、その場合はゼオンは自ら封印破壊に参加するつもりだったんでしょうね。あの場に潜んでたみたいだし。彼の力量があれば、魔物一匹や二匹分の破壊力は充分賄えたでしょう)


読み切り(名犬ジョン)
 各所の感想を見る限り評判の良い本作ですが、私もこれは面白かったですよ。
 見開きオチがばっちり冴えてるし、ベタネタがベタネタばりに決まってるし、ツッコミもなかなか笑えるし、ジョン(通常形態)も普通に可愛いし、奥さんは若くて綺麗で天然入ってるし……(最後のも評価ポイントなのか)。うん、こりゃ良かった。次も期待です。


絶対可憐チルドレン(3)
 局長オチに笑った……。「局長が関与している!」という事態そのものは想定の範囲内だったものの、その姿が想像以上にみっともない……(笑)。やっぱり過干渉はいかんですよ。ちなみに「すきま風」はこんな曲。偶然ながら、この着メロ独特ののっぺりした音色が曲調にぴったりです。

 ……今ここで「曲調だけでなく局長にもぴったりですね☆」とか書こうかと一瞬思いましたが、それだけは避けて通るのが私のジャスティス。 (避けきれてません)


焼きたて!! ジャぱん(171)
 橋口先生、アンタねえ、流石にそれは……
 ……ふう、いっそ巨大太字で、デカデカと、照れることなく堂々と書いてあげましょうか?



 「超フニャフニャ」と聞いて咄嗟にバイブを連想する月乃に、


 今更「硬い柔らかい」の話でチンコを連想させなかったとしても

 無駄じゃないんですか……と読者にツッコませるのがアンタの狙いだろ! 橋口先生!!



 …………。
 流石にそのまま晒すと橋口先生と同レベルのセクハラになるので、今回は反転させていただきました。根性なしと笑わば笑え。何て書いてあるか別に確かめる必要はないですし、確かめてほしくもないです。畜生、汚れるのは私一人で結構ですよ……。


犬夜叉(419)
 この流れならハッピーエンドになりそうですね。金禍銀禍は助かり、おまけに血の絆を失うことで別離にも成功し、魍魎丸はますます鎧甲を強固にする。みんな幸せ、良かった良かった!


史上最強の弟子ケンイチ(158)
 蓮華はなんか登場するたびにどんどん野生化しつつあるような気がするんですが……(ねこ化、とはねこ好きのプライドがあるから言えない)

 この間までやっていたラグナレク編は「八拳豪と呼ばれる変態たちと新白連合の洗脳戦士たちによる不良同士のバトル」がメインでしたが、今回の闇編はとどのつまりは「殺人格闘家(闇)の弟子と変態格闘家(梁山泊)の弟子による育成バトル」という展開になるわけですね。そこにYOMIをどう絡めるのかはまだ判然としませんが、スパーク=雷薙という設定からするに、YOMI=日本の闇の弟子たちの集合体、みたいな立ち位置になるのでしょうか。つまり師匠編と新白編が同時進行するという……泉さんの登場(予定)と合わせて、なかなか興味深い展開です。


MAR(125)
 今キサマは全国の「トリビアの泉」ファン1000万人に喧嘩を売った!!
 ……日本人の十二人に一人くらいは、「トリビア」好きだと思います。


ハヤテのごとく!(41)
 自分で喧嘩を売っておいていざ戦うのは他人任せ……というのは、男というかそれ以前に人間として最低だと思います。特に「大切な人を護るためにあえて泥を被る」場合ならともかく、戦う動機がつまらんプライド(というか嫉妬)の場合は本当に最低。東宮、テメェはそんなんだからモテねえんだよ(モテないと決めつけた!)

 ところで戦闘執事という単語がここにきてついに本編登場を果たしたのが個人的に少々意外でした。第一回からこっち、この漫画のタイトルの下にはひっそり「Hayate the combat butler(戦闘執事ハヤテ)」とありましたが、これって「この漫画を端的に説明するイメージ」じゃなくて本当に存在する専用タームだったんですね……。じゃあこの漫画の場合、戦闘女中(コンバットメイド)とか戦闘爺や(コンバットセバスチャン)とかもそのうち登場するんでしょうかね? 爺やの場合はわざわざコンバットをつけるまでもなく、戦闘には長けていそうですけどね……「バットマン」のアフルレッドしかり、「DEATH NOTE」のワタリしかり。 (アルフレッドって強かったっけ?)


MAJOR(521)
 吾郎が珍しくまっとうなことを言ってますが、それならそれで「バイバイギブソン」とかそういう回想を入れて欲しかったと思います。まぁ吾郎のことですから、その代わりプライベートのギブソンに単身サシの勝負を挑むとかそういう無茶なストーリーを描いている可能性もなくはないですが。「メジャーで勝負」という定義からは逸脱しちゃいますけど。


あいこら(4)
 今回の話で一番「悪」に近いのは、詐欺同然の手口で商品を売りつける悪徳会社でも、無神経なセクハラ発言を決め台詞にしてしまったハチベエでも、まして弓雁本人でも彼女の胸でもなく、冒頭で「大衆」を隠れ蓑に、存分に言いたい放題やりたい放題やってる煩悩馬鹿な男子諸君だと思いました。そう思ってしまうのは仕方がない、事実なんだから。それに欲情してしまうのも仕方がない、本能なんだから。だがそれを無責任な立場から本人の前であからさまに言うでないッ! 言われる方の気持ちをちったぁ考えやがれこのトントンチキが! していいのは、そっと心の中で思うことだけだ……そして思った時には行動はもう終了しているんだッ! (あれ?)


結界師(85)
 本当の自由は無(無いこと)ではなく空(在っても無くても良い)でございますよ。わかりやすく説明するならば、誰にも束縛されないことを望む状態は「逃避」であって、誰かに束縛されることをもまた自分で選択できる状態こそが真の「自由」に他なりません。もちろん逃避を選ぶこともまた自由です。自由は逃避の上位概念。自らの意思があれば、それが束縛であろうと逃避であろうと……どんな状態だろうとそれは「自由」と呼べるのです。

 霊界獣使い魔の卵は、普通に考えれば「限の心が醜かろうが美しかろうが醜い化け物が生まれる」ようになっているんでしょうけど(その方が効果的かつ確実に揺さぶりがかけられるからです)、美学を重んじる火黒がそんな姑息な真似をするとは思えません。ゆえに、きっとこの卵からは世にも可愛らしい限のパートナーが生まれることになるんでしょう。良守に斑目、時音に白尾、正守に黒姫、平介に加賀見くん、限にプー(仮)。なんだか「ガッシュ」じみてきましたね……。


ブリザードアクセル(20)
 良いね! 良いね! 吹雪も良いけど五反田も良いですね!
 これはアレですね、知ってる方なら誰もが思い浮かべたと思いますけどポップ! 「ダイの大冒険」のポップの匂いがプンプンしますよ! これはマジで……マジで凖主人公の座が狙える位置にやってきたかもしれません。こういう這い上がってきたタイプはチームのムードメーカーになるので真っ先に大魔王に狙われますよ! (?)

 ということで、今週は才能と努力のリスペクトスパイラルの一端が垣間見えて大満足なのでした。吹雪の才能(異常な熱意)が五反田の努力(再起の意志)を喚起する! これで吹雪が五反田の努力から何かを得ればまさしく相互成長関係の完成です。良いね、良いね、こういうのを待っていたんですよ! では最後に五反田の奮起と今後の成長を祝って、万歳三唱で締めたいと思います。吹雪万歳! 五反田万歳! ばんざーい!

 (知らない人に一応説明:ポップ……ジャンプの名作漫画「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」に登場するひょろっとした魔法使い。生まれは何の変哲もないただの武器屋で、勇者アバンに憧れ強引に彼に弟子入りし、アバンが宿敵ハドラーにやられた後は同じく弟子入りした主人公ダイと行動を共にした。最初は弱々しかった上に仲間を見捨てて一人で逃げ出すような情けないキャラだったが、ダイたちの生き様に触れ改心、心技体ともに怒涛の急成長を遂げ、やがて世界を滅ぼす大魔王にも一目置かれるほどの存在にまで昇り詰める。「成長した努力・凡人系キャラ」の代表格であり、今でも主人公であるダイを食いかねないほどの人気を誇っている)


クロザクロ(49)
 先週九蓋さんにヒロイン扱いされた幹人が、今度は九蓋さんをヒロイン扱い! こいつぁすげえダブルヒロイン制だぜ! ……というか、今週の展開はバトル漫画として本気でダメダメだと思った。これなら「MAR」の方がまだマシじゃないのかえ……。


最強! 都立あおい坂高校野球部(29)
 なんというか、こういう「何が起こるかわからない感」が実に高校野球らしくて良いですね。
 展開の方は、やっぱり普通に面白くて、特にコメントすることがない……ランニングホームランも、キタローと右京の事実上の戦力外通知(手の怪我)も、メリハリがついているので実に面白く読めます。


読み切り(カミロボ誕生物語)
 カミロボなんて初めて知りましたが……成程、これはまた面白そうですねえ。私も昔から消しゴムとか相手に似たような人形遊びは盛んにやってきた人間ですので、彼の感情は割と理解できます(創作者ならみんなある程度はわかると思いますが)。でも11歳から12歳までの短い間でびっくりするほど知的な外見になった安居さんはよくわかりません(オイ)。こんな短期間でこれほどまでの変貌を遂げるとは……こやつ、もはや別人!

 あと信者丸出しで本当に申し訳ないのですが、「究極のひとり遊び」で製作した世界が一般に受けているという図式はやっぱどうしても東方Projectを連想してしまいます。その「一人で全てを作ったこと」による絶大な威力を身を持って思い知った人間としては、カミロボが持つという独特の魅力も、なんだかわかるような気がなりません(まぁ、その単独性が究極の一体化された演出となって昇華された東方と、単独性が緻密な設定を作り上げたカミロボでは、意味合いが少し違うんでしょうけどね)。純粋であることは、それ自体がもう武器なんですね……。


見上げてごらん(19)
 監督って女子部の監督ってことなんでしょうか? それとも男子部の方も? もしそうなら、ボレー教えるより先にいろいろやることあるんじゃないですか……?


兄ふんじゃった!(26)
 あんな状況に陥っても兄を頼ろうとしないテルキヨは素直に凄い奴だと思います。
 それだけ自立心がしっかりしているのか、それともそんなに兄に借りを作りたくないのか……(でもその割に兄の救助を飛び上がって喜んでますけど)。しかし、これは単に「兄でもどうにもならないだろうと思っていたから最初から呼ばなかった」が正解かな?


道士郎でござる(59) 健助殿萌同盟

泣いてたね! こりゃ絶対泣いてたね!


 ということで今週の「道士郎」ですが、いやマジこれ最強ですよ。

 地味ながら、今週の展開・演出は神懸かっていたと思います……。こりゃエリタンも泣きますよ(決定事項)。数回前の自警団巡回開始から今週までの一連の話は、西森先生のストーリーテリング能力の確かさ、そして「必要最低限の描写で最大の効果を得る」演出力の巧みさが際立つ傑作エピソードだったのではないでしょうか。

 今週の話に限ったとしても、「夜になると町は見たことのない顔を見せる」ことはエリカの抱いているであろう「健助が未だに見ることができていない感情」を暗喩し、暴力団に恐れず向かっていく健助の姿からは健助が本気でエリカのことを心配していることが伝わってきます(ついでにここで無駄なく、達吉が健助を決定的に認める描写も挿入)。立て続けに「いやな事があるからに決まってんだろ」 で「ただ一人エリカの心情を察することができたのが健助」であることを強調し、そして極めつけが「縁があれば」 のモノローグです。これって、恐らく「縁があれば(きっと会えるさ)」と「縁があれば(いいのにな)」のダブルミーニングになってますよ。そこであえて表情を髪で隠し、どっちの意味にも取れるように絵に解釈の余裕をもたせる。素晴らしい仕事です。描いた方が良いこと、描かない方が良いことの区別がきちんとついている。しかもさりげなく。殿萌えとかそういうのを抜きにしても大絶賛モノですよ、これぞまさしくプロの仕事だ……。

 そして今回は主に健助視点でのエピソードとして描かれていましたが、これってエリカ視点から見ても立派にひとつのストーリーとして成立することも見逃せません。幼い頃から暴力団の娘として育てられ、周囲とは心身ともに常に壁があった。エリカ本人は当然それが嫌だったけれど、しかし組の方もそのことは気にしているので表立って文句は言えない(実は優しいコ、というキャラ付けが生きてます)。なので仕方なく誰にも何も言わずに一人で離れるけれど、本当は淋しいので誰かに一緒にいて欲しい(「バカだな。偶然会えたのに…」 )。だからベンチに座って誰かをひたすら待ち続ける(「どっか行かない?」「やめとくよ」 )が、結局誰も来ない。自分は一人だと痛感し、諦めて家に帰ると、なんと「会えなかった」だけで、ボロボロになってまで自分を探し続けてくれた人がいたことを知る……。そしてここでも「ボサボサの髪の毛」「荒い息」「後ろ姿で表情が見えない」という漫画的表現がばっちり活きていて、最低限の説明でエリカの心情を語り尽くすことに成功しています。

 そしてラスト。ふたりとも全てを知った上で(エリカは健助が探し回ってくれていたことを、健助はエリカが自分の行動をちゃんと知っているということを知った上で)、あえて表面上は何もなかったフリをして接する。しかし携帯の番号の遣り取りを通じて、ふたりの距離がまた一歩、確実に近付いたことはちゃんと示す。最後まで完璧すぎますよコレ……。今更ながら、恐ろしいまでの演出力・構成力です。

 しかし、西森先生が本当に恐ろしいのはそんなところじゃありません。そこまでの話ならぶっちゃけ他にも描ける漫画家がいると思いますが、そんな心温まるエピソードすらラスト2コマのオチのための前フリにしてしまう人が果たして他にいるでしょうか? こんな荒業を使うのは西森先生だけですよ。健助の淡い恋も、エリカの救いも、道士郎というこの物語の中心人物の前ではただの前座、「自警団のエピソードから読者の意識を逸らすための囮」に成り下がってしまうのです……(しかも、先週までの「ラスト2コマ自警団オチ」の形がここでバッチリ伏線として機能しています)。正直、この展開には笑いと同時に震えが来ました。月並みな言葉ですがおかしいです。絶対におかしい。どういう頭の構造をしていればこんな無茶かつ超テクニカルな話が描けるんでしょうか……?

 とまあ、こんな感じでざっと説明してみましたが、この「自警団結成・エリタン捜索編」はまさに傑作以外の何物でもないと思います。まさに「絶チル」を遥かに凌ぐ完成度。そのくせ尖っているところはとことん尖っている。こんなに凄まじい漫画は久々に見ました……。僕は「道士郎」は「完璧球形漫画」と「部分突出漫画」の中間に位置付けているのですが、その中間位置における真髄を垣間見た感じです。「完成度の高さ」と「突き抜けた部分の存在」は決してニ律背反ではない。そんなことを考えてしまうほど、素晴らしいエピソードだったと思います。ご馳走様でした。


こわしや我聞(72)
 今週も萌え分が半端じゃないので、あえて全然関係ない話題で。

 今週一番のツッコミどころと言えばクーパのプリズムシェルの「光粒子の結晶体」ですが(光子は常に等速で動き続けるので結晶化できません……たぶんbyアインシュタインの特殊相対性理論)、もしこれが本当なのだとすると、ひょっとすると仙術って重力を操る技術のことなんでしょうか? いや、上でも少し触れていますが、アインシュタインの特殊相対性理論において、光子というのは本来いかなる場合でも光速で動き続けるものであり、速度を変えること、まして停止させることはできないものとされています。これを多少なりとも制御するには、ブラックホールのように高い重力をかけて、流れる時間を遅くさせ、「見かけ上」動きを止めるしかないのですが……でもこれがなぜ物理攻撃を跳ね返すのかは不明(超重力で吸収するならわかりますが)。いや待てよ、そもそもそれはおかしいぞ? 光はどっから見たって常に不変の速度なのだし、そもそもブラックホールが光を発するなんてことはあり得ないのだし……んんん?

 ……ということで結論は、「光粒子=光を発する光子意外の何かの粒子」ということに落ち着きました(いつの間に)。何だか知りませんが、その粒子は結晶化すればエネルギーを跳ね返すことができるのでしょう。光粒子なんてややこしい名前がついていますが、決して光そのものが跳ね返すわけではないのです(その「エネルギーを跳ね返す粒子」がたまたま光ってるだけです)。光子を制御したり、まして結晶化することなんてできやしませんもんね! そうですよね藤木先生! ね!


からくりサーカス(機械仕掛の神52)
 そ、そんな強引な!
 とかなんとかいろいろ文句は言いたいけどここはラストのイイ笑顔に免じて何も聞かないことにしますよ! 絵のもつ力に騙されてしまいたい! パワーストーリー上等!


D-LIVE!!(38-3)  斑鳩の同級生に仕事中の斑鳩を見せて真実を思い知らせる会

 バレた。

 とうとうバレた……ああ、としてのひとつの節目を迎えましたね……。しかも思ったより薄いリアクション。もっと目を皿のように極限まで広げて口を裂けるまで大きく開けて「バ……バカな……バカなァアアア!!」みたいなのが良かったのですが(それは普通に無理)。教習所事件のせいで下地ができていたのは余計でした。これさえなければ彼らの衝撃はきっと計り知れなかったでしょうに、残念です。ともかく、これから先は「今後訪れるかもしれない同級生達の衝撃と懺悔」を妄想する会ではなく、パラレルワールドで「かつてあり得たかもしれない同級生達の衝撃と懺悔」を妄想する会へと存在テーマをシフトすることになります。要求スキルはさらに厳しくなり、門戸は確実に狭まるでしょうが、それでもついて来れる奴はついて来い! (誰も来ねぇよ)

 あとは……人間凶器のおにいちゃんが予想以上に強くてびっくり。筋肉の鎧は斑鳩のバイクすらも跳ね返すのですね。正直「スプリガン」でも「ARMS」でもこんなのいたなあと思いつつ、来週は同級生たちが乱入してみんなでおにいちゃんを倒す展開になると予想。ま、美味しいとこは斑鳩とカブがもってくんでしょうけどな!


ネコなび(6)
 本編の中では、ねこ的には「ネコの鳴き声」が一番かなあ。それでも40/100点ってとこですけどね。表題の1コマ漫画はもっと良いですね。70/100点?
 おまけ実録漫画は60/100点。例によって素材(ねこ)は良くても調理(漫画化)があまり良くない。残念です。


総括
 「道士郎」に神を見たので、今週のMVPは「道士郎」より「縁があれば」 のコマ。本文のニュアンス的にはラストのコマになるんですが、こっちの方が好みだったので。それと見逃せないのが五反田ですね。マジでポップクラスのナイスキャラに成長してくれることを祈っています。ポップと違って、作者の加護はあんまり受けていないみたいで、少し……いやかなり不安ですけどね……。





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