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週刊少年サンデー感想(2005年第52号) (11/27) 「俺たちの望む全てがそこにあった」


焼きたて!! ジャぱん(186)
 ……巻頭カラーか……人気あるんだなぁ、この漫画。

 本編の方は、相変わらずパンのトリビアはためになるものの、執拗な河内いびりが読後感を台無しにしているなぁ、相変わらず。


金色のガッシュ!!(232)
 数の扉のトラップは地味に効果的で好きです(笑)。どうせチェリッシュが正解教えて突破されちゃうんだろうけど。

 今回のメインは一般的にはテッドとチェリッシュということになるんでしょうけど、私としてはむしろギャロンのパートナーのジェットの方に注目してます。ザルチムの時のような「ただのチンピラじゃない敵」が確実に増えてきている。喜ばしい変化です。


犬夜叉(435)
 わーい、法師さまが活躍したよー。珊瑚ちゃんが活躍したよー。己の存在を主張したよー。


ハヤテのごとく!(57)
 「ガッシュ」のシスター・エルもそうなんですけど、本来シスターってのはカップリングに参加させちゃいけない属性の職業なんだってことを本当にわかってるのか、今からちょっと心配です。巫女さんなら誰とくっつこうが構いませんが、シスターは神様に嫁いだ身なので誰ともくっついちゃいけないんですよ。要らん心配かもしれませんが、そのへんをあっさり無視して安易に誰かと恋仲なんかにしちゃおうもんなら私は大ブーイングを始めるのでそのつもりで(同じことはシスター×サンビームにも言えますが)。どうも畑先生はそういうとこ信用できないんだよなぁ。物事の本質を理解する前に、中途半端な知識だけで先走ってネタにする傾向があるから。

 ただ、それを逆手に取って「神への信仰心と抑えきれない恋心の間で揺れ動く葛藤」なんかを描く展開だったら大歓迎です。大事なのは、あくまで「安易に」くっつけるな、ということですよ。……こらそこ、どっかの誰かの失敗作の話みたいだ、とか言わない!


名探偵コナン(547)
 そこは「イヤーン」じゃないよ小五郎! 「オラ、そんなに見たいのなら存分に見せてやるよオラオラオラどうだァ!」だったらキッドもビビって逃げ損ねた可能性もなきにしもあらず(ねーよ)。


ワイルドライフ(140)
 なんだ取り柄あるじゃん為田くん。結局君も「そっち側」の人間だったのじゃなー。
 そんなしょーもない僻みはともかく、彼にも取り柄があってなんとか命拾いしましたね、鉄生は。本当になんの取り柄もない人を自信回復させることは今の彼には無理だ(そういう話を描くことは今の藤崎先生には無理だ)と思うので、上手いこと説得の足がかりがあって彼は実にラッキーでした。もっとも、後者の話の方が汎用性が高いのでメッセージとしては優れているのは事実ですけどね(でもそれに比例して描ききる難易度も急上昇しますけど)。


史上最強の弟子ケンイチ(173)
 あーなるほど、「マトモなトレーナーなら喧嘩にボクシングを使おうなんて輩を入門させるわけがない」のだったら、そもそもマトモなトレーナーにしなければ良いのか。当然の帰結ですね(笑)。それでいてスケールだけは本当に世界チャンピオンクラスの設定を持ってくるあたり、わかりやすいというかなんというか。ただ今回のベタさは「格闘技を扱う作品」にとってはあんまり良い作用をしてない気もしますけどね。なんでもかんでもトンデモを出してそれで誤魔化そうとするのはちょっとなー。


クロスゲーム(12)
 ……光が野球を始めた理由は「若葉の呪い」じゃないのか……?


あいこら(19)
 あやめ姫は退場させちゃったか、残念。これからどう三人娘と共存させていくのか興味あったのに。その過程でちょっと謝ったりとかさせたら一層姫の萌え分がアップしてたろうに。
 ところで今は三人娘の中のハチベエ評価ってどうなってるんでしょうね。今までの奇行ならまだフォローもききますが、今週(先週もか)の彼はどっからどう見ても変態以外の何者でもありませんからね……。流石にまだパーツフェチってとこまではバレていないにしろ、かなり見る目が変わってきててもおかしくないのでは。概ね悪い方向に。


MAJOR(537)
 言っとくけど、ここで松尾出して三振とかさせたらマジで泣くよ?


結界師(100)
 柱にある正守の説明のとこ、読み仮名が「まさのり」になってますね。……まさか本気でそう読むわけじゃないよね? (単行本では「まさもり」になってたし違うよね)

 別にあの三人は良守いじめに追っかけてきたとは限らないんじゃないかな……と思いつつ、足下に針投げつけるのはどうにも穏やかじゃないのは確か。裏会の中でも限の居場所はあんまりなかったようだから(ひょっとして今週の良守はその再現?……は考えすぎか)、単純に「良守のせいで死んだ」とか言いながら友人が逆恨みを抱いてやってきたとかそういうのではないと思うけど。描写が少ないからまだなんとも言えないなぁ。

 しかしアレだなぁ、アトラの行動にしろ、利守の言動にしろ、良守の反応にしろ、ちゃんと「ああいう前提ならこうなるべき」というポイントを突いているのは実にグッドです。こういうとこは流石に丁寧だなぁ。藤田門派とは大違いだ(笑)。


ブリザードアクセル(36)
 すっ飛ばしよった! こやつ、他のキャラの試合を丸ごとすっ飛ばしよった!
 それで結局、徳永あかねって誰だったの……?

 吹雪とマッケンジーの絆は良かったです。ええ話や。まぁ、やっぱりここでも「二人の特訓描写」が少ないことがちょっと響いてる気はしないでもないけれど(もしその描写がきちんと描かれていれば、特訓中の「鬼のようなマッケンジー」から今週の「吹雪に全てを賭けるマッケンジー」への落差が一層激しくなって、ギャップ効果で感動が倍増していたんじゃないかな)。


最強! 都立あおい坂高校野球部(45)
 さあ、来週いよいよ鈴ねえの真価が発揮される……かな?

 最近はまた感想短くなってきましたが、決してつまらないわけではないですよ。ただ、あんまり書くことがないだけです……。あ、相変わらず追い込み描写は一級品だと思います、はい。


兄ふんじゃった!(42)
 ツッコミ役とはいえ、ついにテルキヨがピンでいちエピソード任せられるほどキャラ的に成長したことを私は素直に喜びたいです。


絶対可憐チルドレン(19)
 皆本はすでに初期設定からして「少年読者が感情移入しやすい少年年代の主人公ではない」という重大な欠陥を抱えたキャラなので、ここで安易に合コンなどという読者の悪感情を招きやすいイベントにマジ参加させて、ただでさえ怪しい感情移入を余計盛り下げるような愚かな真似は(椎名先生なら)しないでしょう。ゆえに今回の話は恐らく真面目な任務かと。その割に真面目な話が出てこないのは、相手がテレパスだから、そのへんに由来しているものと妄想。

 しかし……今週の三人娘はなんか腹立つなぁ。こういうの嫌いなんですよね。責任取りきれないくせに相手に無理を強要する奴(彼女らがどういった認識であろうと、10歳の小学生である今の彼女らでは皆本の恋愛欲求を受け止めるのが不可能なのは厳然たる事実です)。つまり「己についての客観的認識ができていない、権利ばかり主張して義務を果たさない、かつ人の話を聞かない俺正義なガキ」=クソガキは嫌いということでファイナルアンサー。はい。


見上げてごらん(35)
 これは感想というより感想の感想なんですけど、こんな感じで「drftgyふじこ」とかそういう安易なネットネタを持ってくると、絶対「こういうのは良くない」とか「漫画としての格が落ちる」とか文句付ける人が出てくるんだろうなぁ。不思議なことに、そういう人はまず間違いなく「どうして良くないのか」「どうして漫画の格が落ちるのか」説明しようとしないんですけどね。そもそも漫画としての格って何?

 それはそうとまゆげの子の将来がゴシップ記者ってのが激しくショックでした。……妄想癖を活用できる職業は数あれど、ゴシップ誌の妄想記者ってのはその中でも最低クラスに酷い方なんじゃないだろうか……(同じゴシップ誌の記者でも普通に記事を書くんなら別に問題ないんですが、妄想癖を使うくらいだから妄想で取材したり記事書くんでしょ……? それって相当タチ悪いですよ)。


道士郎でござる(74) 健助殿萌同盟
 おお、スゴイ! 神野の独立を叩き潰した!
 何が凄いって、この手の挫折展開が敵側に対してなされたことが凄いですよ。まぁ最近は「D-LIVE!!」のロコやカザロフの例もありましたけど、敵が敗北を知り努力して課題を乗り越える描写は敵側への感情移入までも促し、いざ同じように感情移入させた主人公と対決する際には素晴らしい燃料となってくれるからです。要するにエネミー(憎むべき悪役)ではなくライバル(強敵と書いて“とも”と呼ぶ)として敵を描く。これが上手く機能した場合は例外なく超燃え展開が期待できるので、今回のリアルかつシビアな話を私は大絶賛したいと思います。神野+ほか二人のやり取りがいちいち熱いしね。

 しかし最近はホントに褒めてばっかりだなぁ「道士郎」。だって貶す部分ないんだもん。


読み切り:横縞ホットブラザーズ
 モテるためにはそれなりの資質と投資が必要です。ということで、それを怠ってきた人間にいきなりモテる資格はないのです。残念でした。
 しかしこれもまた、何に感情移入して良いのやらさっぱりわからん漫画だったなぁ。主人公の兄弟はアホすぎるし、ねーちゃんたちもキツすぎるし……ライフセーバーの兄ちゃんも出番少なすぎるし。


からくりサーカス(機械仕掛の神68)
 ついに来たかぁ……我々はただ見守るのみであります。
 ギイ亡きあとのオリンピアは、誰が繰ることになるんでしょうかね? やっぱここは富内拓地(ハネムーンロードの彼)でしょうか。自分で言っといて何ですがそれはいやああああ。

 あと、ギイの最期は浄水場に血を流しまくって死亡、に一票投じておきます。他の人間のエレに対する悪感情を解くには、もうこれくらいする(生命の水を通じて、ギイの過去つまりエレ誕生物語の記憶を見せる)しかないでしょう。前回のエレの出血多量のシーンは、このための伏線だったと睨んでます。……どうせ今回も予想は外れると思いますけどね!


クロザクロ(64)
 「枝が伸びる→空が割れる」の描写には唸らされましたが、その時の幹人の足下に誰か倒れていた場合は、やっぱりその人の体を粉砕しながらザクロが出てくることになっていたんでしょうか(笑)。怖いなぁ。
 しかし、それにしてもやけにあっさり人間に戻ったもんだ。「もう戻れない」云々はザクロのハッタリだったということなんでしょうか。なら今までの傀牙になった人達も、何も殺してしまうことはなく、こうやって解放してやれなかったものかと思ってしまったりしちゃいますけどね……。


こわしや我聞(88・最終回)
 さて、それでとうとう最終回ですね、「我聞」。なんというか、言いたいことがたくさんありすぎて、何から触れていこうか困ってます(笑)。まぁとりあえずこの最終回の感想から行きますか。

 まずこれは確実に言えますが、実に気持ちの良い最終回でした。今回に限っては本当に本当に素晴らしい出来だったと思います。読者が期待していたことや話の都合的に決着をつけなくてはならなかったことをこのページ数でほとんど描ききった上、残しておくべき幻想はきっちり残しておく。うん、これまでの「我聞」の連載の中でも、一・二を争うくらい面白かったです。家族の再会シーンの演出もさることながら、親父の帽子の真相や國生親子の妙に事務的な日常会話、パパの爆弾発言に赤面する國生さんに加えて最後までしっかり不憫な番司とネタ方面も完備。流石に全ての伏線を回収するには至りませんでしたが(例:我聞母の死の真相や新たな理の習得、果歩と辻原の関係など)、これだけやれれば十分です。あとは単行本でのフォローに期待したいと思います。どうやらいつものおまけ4コマに加え、書き下ろしのエピローグも収録される予定らしいので……。

 で、次は作品全体の簡単な総括なんかを。

 一言で言えば、最後まで長所と短所が分離したまま、短所が上回っていた漫画だったなぁ、という感じでしょうか。これはかつての私の分類で言えば典型的なトゲトゲタイプ(凄いところはとにかく凄いが、駄目なところはとにかく駄目なタイプ)で、波に乗った時のキャラ描写や日常描写に関してはサンデーでも屈指の「楽しさ」を誇っていたものの、仙術の設定や戦闘シーンに代表される非日常的部分や作品全体及び個々のエピソードの展開、そしてクライマックスできちんと盛り上げきる能力なんかは正直フォローのしようがないくらいダメダメだったと思います。そして、前者の長所の凄さによって一部に熱狂的ファンを獲得しつつも、後者の短所の方がそれよりずっと目立っていたので世間一般の人気を得るには至らなかった。簡単にまとめると、そんな感じだったのではないでしょうか。

 また、この長所と短所が相反する構造はモロに話の流れにも出ていました。この漫画は主に「若くして社長になった未熟な主人公・我聞が、仙術の修行や真芝との戦いを通じて一人前の社長に成長してゆく物語」という我聞視点のエピソードと、「辛く厳しい経歴によって心を凍らせていたヒロイン・國生さんが、温かい仲間たちと触れ合うことによって徐々に心を溶かしてゆく物語」という國生さん視点のエピソードの二つから成り立っていたのですが、先の長所と短所の話はほとんど、長所→國生さん視点のエピソード、短所→我聞視点のエピソードときっぱり分類できてしまうんですね。もちろん新幹線編や合宿編のようにその二つが重なったりクロスしたりすることもありましたが、基本的には両者はすっぱり分断され、どちらかの長所もしくは短所がもう片方に大きな影響を及ぼすことはありませんでした。そして作中において実際に主軸とされていたのは、短所が集中した我聞視点のエピソードの方。いわば短所を前面に押し出す形になっていたので、これでは一般人気が出なかったのも仕方がなかったかなぁ……と思います。

 ただ、ちょっと厳しい話になりますが、長所は凄かったとはいえ、それだって諸手を挙げて無条件に絶賛できるレベルではなかったのも事実です。例えば藤木先生の長所と言えば「キャラが良い」と良く言われますが、それは日常に参加していたキャラについてだけの話であって、第三研の八雲所長や七見イサム、神楽牙王総帥などといった悪役はせいぜい「ガッシュ」と同程度のチンピラばっかでそんなに魅力的なキャラがいたとは思えませんし(十曲や桃子は「悪」役ではありません、念のため)、日常描写自体にしたってその場その場の「空気の良さ」は描き出せていたものの、桃子工具楽屋仮入社編のように肝心なところで肩透かしを食らったことも二度や三度じゃありません(合宿編でドキドキ☆夜更けの青春エピソードを期待してズッコけた奴、私に続いて挙手!)。そういう意味では、長所のトゲは確かに鋭く尖ってはいたものの、細い上に歪で少々危なっかしいトゲだったなぁ……と個人的に思っています。

 で、それらあれこれを踏まえて今後はどうすれば良いのかというと。もうおわかりかと思いますが、今度は長所を前面に押し出す形にすれば良いのではないかと思います。もちろん少年雑誌でやる以上ある程度のバトル描写は欠かせないでしょうが、それよりもキャラの日常的なかけあいを中心にした話にすれば次はきっと上手くいくんじゃないでしょうか。だから私はここで、「藤木先生は「らんま1/2」のような日常:バトル比が7:3〜8:2くらいの話を描くべきである」と提言します。あのフォーマットが藤木先生の資質に一番しっくり来るんじゃないかなーという気がしてなりません。とはいえ、長所がいまいち当てにならない以上それだけではまだ不十分なので、さらに長所を磨き上げる+短所をある程度克服する努力は必要でしょうけど……。

 ということで、私の「我聞」の総括はこんなもんでしょうか。私はなんだかんだ言って短所より長所に惚れ込んだタイプなのでこの作品も十二分以上に楽しませてもらいました(トゲトゲタイプは好きですしね)。次回作も楽しみにさせていただきます。草場先生のコメントはどうやらハッタリみたいですけど(笑)。


 追記。先日出た8巻も読んだのですが……

 どうしてこれを本編でやってくれなかったんだ

 藤木先生……っ!!!! (血涙)

 そうなんですよ! 私たちはこれを読みたかったんですってば!! 俺たちの望む全てがこんなところにあったのか!! なんで今頃! なんでこんなところで(机を激打)! 不器用にも程がありますよ藤木先生! 畜生、読めば読むほど口惜しくなってくる……こーゆーのがもっと読みたかった……(涙)。


D-LIVE!!(42-3)
 そういえば先週は触れませんでしたが、斑鳩の同級生に斑鳩の仕事を見せつけて真実を思い知らせる会(現在の活動目的:未だに斑鳩をナメきっている同級生たちがASEドライバーの真の実力を知って絶叫する様を妄想する)としては大満足な流れなのですよ。もっと大ゴマでクレッシェンドな手書きフォントなんかを活用しながら派手に恐れおののけ同級生たちよ! でもお前らは割とマジに良い奴ばっかなんで、まぁこのへんで勘弁してやろう(そう言うお前は何様ですか?)。

 それと今回は斑鳩の無事に涙を流して喜ぶ増尾さんに萌えということで。百舌鳥さんがいなくなったアオリを一番受けてる薄幸属性まっしぐらな人なので、ちょっとしたことで喜んでるだけでもどきどきしちゃいますよ? それに彼女に任せておけば、きっとASEの責任で車の弁償もしてくれることでしょうしね。


ネコなび(21)
 確かにこれは解釈が難しいな>雷
 で、ねこの偏食は確かに問題なので早いとこなんとかしないといけませんね、これは。餌代だってバカになりませんからねぇ。とりあえず、どんなにマズくてもそれしかなければねこはそこにあるものを食べるので、それでなんとか味覚を戻す策くらいが関の山でしょうか。それまでひたすらなーなー煩いのに我慢しなくてはなりませんが。そういう意味では漫画家には辛い。


総括

 今週のMVPは赤面我聞と赤面國生さん。

 これ以上の説明は不要! 藤木先生、お疲れ様でした。





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