■週刊少年サンデー感想(2006年第26号) (06/04) 「→拍手喝采をおくる」
ひょっとして、「うえき」の福地先生の現在確認できている最後の消息は
『ジャンプの「太蔵」でうえきネタをやる許可を出したこと』になるのかなぁ、とか思う今日この頃。
表紙(石原ますみ)
足りてないけど我慢しますよ、スマイル。もらったって安い期待に裏切られるだけだし(卑屈っぽく)。
GOLDEN★AGE(5)
サッカーはいいから小波を出せ、小波を(本来の目的を見失った状態)
金色のガッシュ!!(248)
今更ですが、ジェデュンって特撮用の着ぐるみ作ったら面白そうだなぁ。
ヤンコさんの存在もあるから、五人がかりくらいで動かす巨大なやつになるのかな。
この流れなら、ウマゴン・モモンもやられた頃に清麿復活かな?
その前にモモンは例によって自爆気味に強制送還されそうですが。
……そういえば、清麿はまだ誰のリタイアも知らないのか。責任感じそうだな……。
名探偵コナン(569)
あーelfかー。言われてみれば確かにそんな単語がありましたね。知ってたのに出てこなかった。完全敗北。
それに私の場合、エルフというと、どうも大妖精の大人しいイメージが強くて。
MAJOR(561)
悪夢の中の父母や美穂も怖いけど、それにびっくりする寿も同じくらい怖いと思ってしまった私は人間失格。
ハヤテのごとく!(81)
ラブコメの真髄は、コメディシーンとシリアスなシーンの比重の調整にあると思っています。
コメディばかりだと、「どうせ真面目な進展はないんだろ」と思ってしまい、期待が維持できません。
シリアスばかりだと、その時点でラブ「コメ」ではなくなり、定義から外れてしまいます。
コメディとシリアスを適度に織り交ぜ両者の境界を曖昧にすることにより、
先の読めないドキドキ感を煽り、それがそのままラブコメ作品としての面白さに繋がる。
もちろん、境界をはっきりさせるべき箇所では、相応にきちんと区別しないといけませんが。
(じゃないと、常にグダグダな展開になってしまい、緊張感が失われてしまいます)
このように、対立する二項の境界を巧みに操作することで演出は成り立っているんじゃないでしょうか。
上手いコメディを描くだけでも、上手いシリアスを描くだけでも、上手いラブコメは描けません。
一番重要なのは、それらをいかに配分し調整するかというバランス感覚であると思います。
なので、たまにこういうシリアスな部分に突っ込むことは私としては大歓迎でございます。
ヒナギクの受けたショック、西沢さんの本音、双方ともに大変美味しゅうございました。
ねこについては……資料見ながら頑張ったなぁ、て感じで。
漫画的なデフォルメが板についてないあたり、まだ描き慣れてない感じがして可愛いです。畑先生が。
MAR(156)
自分で親子バトルとか言っちゃうあたり、オーブは意外とお調子者な性格なのかも。
史上最強の弟子ケンイチ(196)
●「腕立てができなくたってイィーイじゃない! 愛があれば!」
●「うわあ! 何? いきなり対談感想!? なんなの!?」
●「管理人の心の叫びをそのまま文章にすると大変なことになるので、その前にツッコミを分離したらしいぞ」
●「意味がわからん……まぁ、いきなりこんなことをしでかすくらい興奮してるのは良くわかったけど」
●「というかね、ホント良かったよ、泉さん久々の本誌復活」
●「番外編には出てたから、忘れられてたわけじゃないけどね」
●「でもあの番外編、実質的にはなぎなた女子が主役だったしなー。もっとこう、押し倒す話とか期待してたのに」
●「そんなもん期待すなや! 増刊は無法地帯じゃないわ!」
●「それはともかく、今回もなんか「ガッシュ」のスズメのような発言しちゃってるしさ。なんだかなぁ」
●「スズメは一応メインヒロインじゃない……きっと……たぶん。だからメイン扱いされたと解釈すれば?」
●「できるか! ここは一発、総督の活躍と目の付け所に期待するしかない。連れてけー連れてかなきゃやだー」
●「無理でしょ。どう考えても」
●「というかですね! 泉さんは泉さんで頑張らなきゃいけないとも思うのですよ!」
●「んなこと言っても、師匠を押しのけてまで兼一の予定をゲットするのは、どう頑張っても不可能じゃない?」
●「そっちじゃない! 愛の力で腕立てくらいやってみそ、という話なのでありますよ!」
●「あー」
●「腕立てができない→兼一を諦める ではないんだよ! それでも兼一と一緒にいたい→腕立てをする な訳ですよ!」
●「なるほど。意外と正論かも」
●「もしくは押し倒せ! そして執拗なボディランゲージを仕掛けろ! 所詮相手は性欲の盛んな思春期野郎、楽勝だ!」
●「一瞬でも納得したあたしが馬鹿だったわ!」
●「でもそんな積極的な泉さんは泉さんじゃないな……うおおお! どうしろってんだバーロー!! ディレンマ!!」
●「あーもーなんなのよコイツは! もうやだー!」
ワイルドライフ(161)
これ、どこまで本気なんでしょうね。
冠編集が。
最強! あおい坂高校野球部(69)
こんだけ派手に活躍してるのに、ちっとも雑魚臭が消えないのはどうしてだろう……?
そして最終ページで大した意味もなく結局美味しいカットをさらっていくキタローに笑った。
妖逆門(13)
今回の話を読んで、この漫画に何が足りなかったのかやっとわかった。
必死さだ。
必死になっているキャラがいなかったから、全然盛り上がらなかったんだ。
そういう意味で、現時点で唯一「必死になって動いている」隠岐清の存在は非常に大きいと思います。
もちろん他にも足りないものはたくさんありますが、この調子なら上向き修正、期待できるかな?
ハルノクニ(14)
にゃー。普通に考えるなら、ハルの弱点は「体重が軽くて威力がないこと」だと思うんだけど、
この場合はすでに大の大人を大量にぶっ飛ばしたり突き落としたりしてるからなぁー。
それとも、地面に体を固定して力を出していたのかな?
まぁ何はともあれ、機動隊の隊長のおっちゃんが格好良かったので万事オッケーです。
コーさんも活躍してくれそうだし。男臭のするキャラが好きです。
犬夜叉(459)
犬夜叉が来なかったら……かごめ、地味に死んでましたよ?
クロスゲーム(33)
一瞬何が起きたのか良くわかりませんでした……。
要するに先輩が侠気を通したってことで良いんですよね。
兄ふんじゃった!(67)
どうして……どうしてヤンキーくんが女の子じゃなかったんだ……!!!!! (正解:ヤンキー妹になっちゃうからです)
もし女の子なら……この設定……この関係性……うおおおおおおおお!!
武心BUSHIN(12)
チンピラのお兄さんに乾杯。いいね。
あいこら(43)
一見いつものペースでさらっと流れた話っぽいですけど、
今回は裏に色々と物凄いものが垣間見えたような気がします。それはもういろんな意味で。
妄想力想像力の逞しい人なら、今回の話は悶死してるんじゃないかな?
焼きたて!! ジャぱん(209)
うーん、つぶらな瞳。こんな顔だったっけなぁ。
それはそうと、いつも霧崎の顔を見るたびに「逆さにしても人の顔に見える顔」っぽい顔だなーと思います。
最後のページなんかついサンデーひっくり返しちゃいましたよ。もちろん逆さにしても何にも見えませんでしたが。
ブリザードアクセル(59)
ひょっとして、両回転さえできればなんでも世界初にできるんでしょうかね?
「これは!! 左右に回転しつつ感想を書く! 世界初だ!」
「まさか……逆回転しながらの寿司握り! もちろん世界初!」
「素晴らしい! トラウマに絶叫しながら右回転と左回転を交互にこなすなんて! 当然これは世界初の技!!」
そりゃ世界初だろうけどさ。
絶対可憐チルドレン(42)
この挑発に乗りやすいところが、兵部唯一の欠点かな?
あと、びっくりするくらい無防備なので、毒殺も割と簡単そうです。
見上げてごらん(59)
了のアレっぷりが見ていて非常に痛々しいですが、
やはり一番悪いのは了をここに寄越した監督だったという罠。
聖結晶アルバトロス(23)
誘導システムがついてなくてもミサイルだぜ。ホーミングは座布団の役割だぜ(?)。
自分の力で聖結晶を集めることと、どこか身を寄せる場所を確保することは矛盾しないだろうに……。
この辺を混同しちゃってるのが姫様が姫様たる所以なんでしょうね。
しかしこうアレだ。わかりやすいのは良いことです、うん。
地底少年チャッピー(23)
あれ、軽トラの入手条件間違ってたか。失礼しました。
からくりサーカス(閉幕)
……さて、何から、どういう風に語ろうかな……。
えーとですね、「ハヤテ」でこの間、マリアさんが白皇の制服着て、おかしいおかしい言われてたじゃないですか。
私としてはアレには別にそんなに違和感を感じてなかったんですけど、
今週のリーゼの格好を見て、ああみんなはあのシーンでこういう感じを受けたんだろうなぁと思いました!
……そんなことはどうでも良いですね。ごめんなさい。
最終回に限った話を言うなら、……実は下手の考え休むに似たるさんの感想に付け加えることはほとんどありません。
つまり今回の話は「勝とフェイスレスが世界と歴史を賭けて戦った物語の結末」としてしか描かれず、
鳴海やエレオノールの物語の結末としては描かれなかった。だから違和感を感じる、ということです。
そもそもこの漫画は、
「様々な事件を経て成長し、己の運命をかけてフェイスレスに挑んだ才賀勝の物語」⇔「フェイスレスの物語」
「数多くの人たちの思いを背負い、自動人形と戦い続けた加藤鳴海の物語」⇔「人形破壊者(しろがね)の物語」
「その両方に登場しながら、人形たちと関わり続けたエレオノールの物語」⇔「自動人形(真夜中のサーカス)の物語」
の三つの軸を中心に展開してきたのですが、最終回で、鳴海とエレの物語は完全に脇へと追いやられてしまいました。
戦い続けた「しろがね」たちの物語や、道化として踊り続けた自動人形の物語はまだ終わっていないのです。
だから理想を言えば、今回の勝編最終回の前に「鳴海編最終回」と「エレ編最終回」が欲しかった。
世界のために戦い散ったしろがね達の意義を再確認する話と、自動人形達のフランシーヌに向けた想いを昇華する話が。
(まぁ自動人形の物語に関しては、アルレとパンタの二人がかなりの部分をカバーしてくれましたが……)
……なので、私としては、まだあまり終わったという感じがしていません。
では、今度は恒例の全体としての総括です……と行きたいところですが。
困ったことにどうしてもまとめが書けません。
気持ちの整理がついていない上に、入れ込み過ぎてるので迂闊なことが書けない状態です。
そりゃ今の時点でも、演出力(漫画力)がとにかく絶大だったとか、後半は先生が空回りしていたとか、
そういった断片的なものなら書けないこともないのですが、総括はとてもじゃないけど今は無理です。
逃げてるみたいでアレですが、今回はパスさせていただきます……ごめんなさい。
なので、漫画としてどうだったという話ではなく、単純に私個人の好き嫌いについてだけ言うと。
大好きでした。
ありがとう、藤田先生。ありがとう、「からくりサーカス」。
面白かったです。
さあ、近日中に引っさげてくるという新作は短編がいいなぁ。
ギャグっぽい話はアレですが、シリアスを目指した藤田先生の短編は切れ味が凄まじいですからね。
「掌の歌」や「虚空の瞬撃」みたいな話がまた読めるかもしれないと思うと……ああ、今から楽しみだ。
ネコなび(46)
おお、ちゃんとねこ漫画してるよ! すげえすげえ!
総括
来週からついにモリ先生が復活ですか……楽しみ、楽しみ。
サンデーで数少ない気楽なバカップルを描ける人なので、バカップルスキーとしては待ち遠しいことこの上ないです。
今回もいろんなキャラがいろんなところでイチャイチャしてくれたら嬉しいなぁ。
ああ、もちろん今週のMVPはからくりサーカス最終回ですよ。