○えーと、みなさんこんにちは。へっぽこです。
  サンデーの感想の前に、まずはひとつ謝罪をさせてください。
  先日のWEB拍手返事にて、まるで拍手が来ることに対して文句を言っているかのような発言をしてしまい
  申し訳ありませんでした。
  せっかく好意で寄せてくださったコメントなのに、返す返事がアレでは気分を悪くなされても仕方がありません。
  どうやら知らぬ間に僕自身、思いあがっている部分があったようです。
  ではもう一度、重ねてお詫び申しあげます。本当に申し訳ありませんでした。












  ということで、今回は謝罪の意味も込め、

  デフォルトの一行以上感想ではなく、

  以前の長文感想を復活させてお贈りしたいと思います!










週刊少年サンデー 2004年50・51合併号(11/15)   「断罪企画タイプDデスティニー」



「と、いうわけでみなさんお久しぶりです&はじめまして。理性担当の(女性人格)と申します」
「同じく、本能担当の(男性人格)だ。相変わらずマトモな名前ひとつねーけど、まぁよろしく、ということで」
「正確に言うならこれは元の本感想というよりはその番外編の対談感想と言うべきですけど、
  文章量自体はどっこいだからこれでお許しくださいね。なんか今回は対談向きの感想ネタが多いみたいだし」
前回の登場が三月末だったから、半年ぶり以上のご無沙汰になんだよな。
  流石にそれだけ間があけば、前回で尽きた掛け合いネタもまたそれなりに溜まってきてる……よな?」
「………………」
「なんか言えよォォォ!」
「……なにぶん突発企画ですので、書きながらなんとかアドリブでやりくりしていくそうです。
  あまりに久々なので調子が出ないかもしれませんが、そこは大目に見てくださいね、お願いします……」
「……というかなんかお前キャラ変わってないか? 毒舌女がテーマじゃなかったっけ。その腰の低さはなんだ」
「ああ、それは大丈夫よたぶん。一応断罪企画だから最初は低姿勢で行くように言われてるけど、
  勢いが出てきたら次第に前のノリに戻っていくと思うから。大体管理人にそんな書き分け能力があるわけないでしょ。
  それにラッキーなことに次週は休刊だから、今週号分なら多少の無茶も利くしね」
「もうすっかり戻ってんじゃねーか! あとラッキー言うな!」

  

名探偵コナン  FILE.500 新たなる黒の者

「ということで500回、約10年の連載達成。もうそんなに経ったのか、というのが正直なところね。
  第一回からずっと読んできた身としてはなんとも感慨深いものがあるなあ」
「管理人がサンデー読み始めて割とすぐ始まった漫画だしな。つーことは10年以上サンデー読んでることになるのか。
  気持ちとしてはなんだ、アレか。幼馴染? みたいな?」
「……意味がわかんないんですけど」
「さらに言うならふたりしてお互いを恋愛対象と見てなくてそれぞれ違う相手と恋を重ねてきたけど、
  やっと今になって気付いたんだ ずっとそばにいた君が一番大切なんだってこと 君も同じ気持ちなのかな Wooー」
「…………?  あんたサンデーと結婚するの?
  というかコレ「コナン」の感想でしょ? 馬鹿なこと言ってないで話を始めるわよ」
「だって懐かしくてよう」


「はい、まずは表紙のことから。今回は表紙も当然コナン。
  しかもサンデー初? のワイド版。折りたたみを広げれば、珍しい横長の表紙が拝めます。
  ……残念ながら、この手法はジャンプでもう既出ですけど」
「オレとしてはせっかくだからこの構成を活かしてトリックのひとつも仕掛けてほしかったけどな。
  開いたところで黒の組織の下っぱどものイラストと記念特典の紹介だけじゃ激しく物足りねー」
「しかも黒の組織抜けた人も中に混ざってるし、特典といっても実質的にはキャラブックだけだしねー。
  これで総力あげてるっていうのはちょっと大袈裟かな。この程度、他の漫画でも普通にやってるし」
「一応探偵バッジのプレゼントもやってるけどな。けど応募者全員サービスですらない」
「というか、この間軽くまとめやっちゃったのはやっぱり失敗だったんじゃないかしら。
  そーゆーイベントは今回まとめてやった方がインパクトもあったでしょうに。
  ページに余裕がないわけでもなかった(読み切り二本)んだから、特集と読み切りは交換すれば良かったのにね」
「ま、結論としては特集や特典というにはイマイチの内容だった、ってことだな」
「キャラブックも主要キャラだけで、これまでの全登場人物網羅を期待してた身としては少しがっかりしたし。
  ま、これは仕方がないか。何百人になるかわかったもんじゃないしね……」


「んでもって本編。やっぱり黒の組織が関わると話が引き締まるな。普段の十倍は面白え」
「なんのかんので結局今回も大した進展はしないんでしょうけどねー。編集部的に都合悪いし。
  こりゃまだまだぼったくれるうちはぼったくる続けられるうちは続ける気よ、絶対」
「今更取り消し線引いてもなんのフォローにもなってない気がするんだが……。
  でも今回はもう初動推理が終わってるから、あとは組織との対決に専念するんじゃねーのか?」
「まーね。でもたぶんどっから撃つんだとかどうやって防ぐかとか、そういった話に終始するんじゃないかしら。
  もっと簡単に言うならキールとキャンコルのどっちかが消されて、残りが逃げ延びるラストになるんじゃないかな?
  もちろんいつものメンバー(ジン・ウォッカ・ベルモット)は普通に逃がす方向で」
「その妙な予想の根拠は何だ? どっちかだけ逃げのびるってのはどっから出てきたんだ」
「スナイパーキャラってのは使いやすそうだから、このへんで因縁作っといた方が良いかなって思って」
「そっか、根拠もへったくれもなかったんだな……」


「その人の後援会事務所に問い合わせて聞いてみようじゃねーか! 午後一時頃の候補者の予定を……」

「……これなら最初から全員に予定聞いてたら問題解決したんじゃないかしら。
  どっちにしろ、万一推理が外れていた時のために他の候補者の予定も押さえておく必要があるんだし」
「それよかジョディ先生にはもう正体バレてたんだっけ? 普通に話してるけど」
「確か普通にバレてます。これでバレてなかったら怖いわよ……」

  

MAJOR  第487話 Jr.の昇格

  「待ってろ茂野! もう一度マイナーに落ちてでも俺は必ずリベンジする!」

「ギブソン、吾郎に萌え萌えだな。首ったけじゃねーか。しかもちょっとストーカーが入ってるときた」
「この漫画は登場人物全員が自動的に吾郎萌えになるからね。仕方ないんじゃない?
  私はそれより眉村がいつ復活するのか気になるわ……」
「当分出てこないだろ普通に。いや、眉村も吾郎萌えだから追っかけてくる可能性も十分にあるけどさ」

 

金色のガッシュ!!  LEVEL183 カイルの叫び


  「お前が悪さをやめるまで、ずっと叫び続ける! わかったかぁ!!?」

「ということでレイン&カイル編決着、と。まぁ予想通りの結末だったかな。
  テーマは新一&エシュロス編の焼き直しだけど、今回はキャラ配置を少し変えた分、余韻は強くなってるわね」
「でもオレは正直、雷句先生が狙っていたであろうほど燃えなかったぜ。
  感情移入する隙がなかったというか、やっぱりちょっとこの結末はもったいない感じがするんだよな」
「うーん……まぁいろいろその原因はあるんだけど、
  大雑把に言えば“掘り下げ不足”と“カイルのキャラ設定の失敗”が原因かな、と私は思うわね。
  掘り下げ不足は言わなくてもわかるでしょうけど、繰り返される回想や細かい描写が十分量でなかったということ。
  どうもあれだけだとふたりの結びつきがあまり感じられなかったのよねー。
  私としてはだから、ふたりが互いに出会うまでどれだけ悲惨な状況におかれていた(つらい思いをしていた)のか、
  そして出会うことによって互いの存在がどれだけ救いになったのかをみっちり描写してほしかったわけ。
  まばらにそれっぽい描写はあるんだけど、トータルで見るとこれじゃ感動を「タメ」きれたとは思えなかったかな」
「んなこと言ったってよ。たった数週の出番しかないんじゃ掘り下げにも限界があんじゃねーか?」
「いや、そうでもないわよ。一流のプロはそれだけあれば余裕で凄まじい「感動のタメ」を作れる。
  前もどっかで管理人が書いてたけど、タメ時間と感動のタメの量は必ずしも比例関係にあるとは限りません」
「じゃあ何か、結局雷句先生にはそこまでの実力がなかったって言いたいのか」
「キッツい言い方をすればそうなっちゃうけど、まぁこれならサンデーレベルじゃ平均以上じゃない?
  もちろんこんなレベルで満足されてしまうと「一流のプロの仕事」を知ってる身としてはとっても困るんだけど」
「なんのかんのでお前今回は結構毒舌だな。で、もうひとつのカイルがどーのこーの言うのは?」
「ああ、要するに、ミーミー言わせたのは流石に失敗だったんじゃないかってこと……」
「そうだな。どうせならみゅーみゅー
「黙れ。このセリフに象徴されてるけど、この描写だとカイルのキャラが弱虫というより幼く見えちゃってたのよ。
  今回のエピソードはカイルの成長譚だから、成長するまではカイルを「弱虫」として読者に印象付けなくちゃならない。
  でもあの容姿に丸鼻、口癖がミーでロクに言葉も喋らないという変なキャラ付けのせいで、
  弱虫と言うよりどっちかというと未成熟な面ばかりが目立っちゃってたのよね。
  例えば三年後のガッシュファンにカイルのことを説明する時、「弱虫」と「ミー」だとどっちの方が通用すると思う?」
「……みゅー」
「(無視)だからラストで弱虫を克服した時のカタルシスがいまいち弱い。
  ミー(幼さ)に比べて弱虫のイメージが薄いから、それを克服した時に感じるはずの爽快感もまた薄くなるのよ。
  それよりむしろ「初めて人語を喋った!」という驚き……もとい幼さを拭い去った印象の方がずっと強くなっちゃう。
  (実際に初めて意味のある言葉を喋ったのは前回のロデュウ戦の時ですけどね)
  といったメカニズムがあるんじゃないかと思うんですよ、このエピソードがどうもしっくり来なかった裏には」
「ところでずっと、カイルがいつジルのことをメス豚呼ばわりするのか楽しみにしてたんだが」
「それいつの時代のネタよ。というかそんなの楽しみにするな」


  「ホラ…やっぱり「豪邸」じゃない? ここ、電気つかないでしょ。
   きっと、今言ってる「鍵」を壊せば、電気がついて、私達ここで優雅な暮らしができるのよ」
  「本当か!? だとしたらロデュウが「ファウードが何か」っていうのを、教えてくれないのは、
   一番良い部屋をオレ達にとられるのが怖いからじゃないか?」
  「きっとそうよ!」

「……オレ、これ読んであまりに子供騙しだと思ったんだが間違ってるか?
  いくらなんでも部屋はねえだろ部屋は……」
「確かに……このコンビがアホだという点を差し引いてもこれはちょっとね……。
  なんかもっと他に考えつかなかったのかしら」
「強力なアイテムが封印されてるとか、パワーアップの儀式ができるとか、理由なんていろいろあるだろうよ。
  よっぽど切羽詰まっていたのか、あるいはパピコンビの馬鹿っぷりを演出しようとして失敗したのか。謎だ。
  あと、上のセリフの後ろに映ってる少女って、やっぱりチェリッシュだよな?」
「だからそこにリンクを張るのはやめなさいって。ま、他に考えられないしそうじゃない?
  ただこーゆー伏線はさりげなく張ってこそ意味があるもんだと思うんだけどね……葉っぱは森に隠さなきゃ、ね」

  

結界師  第52話:正守と限


  「で、なんだっけ?」

「今週はこの一連の正守の正守っぷりに尽きるわね。携帯片手に妖退治。
  強さと余裕をアピールしつつ限との関係をほのめかし、かつどこかユーモラスで格好良い。完璧だわ」
「これ、実は結構カメラワーク凝ってるよな」
「そう。結界師にしては珍しく動きに溢れた画面だったし、何が起きてるか一目瞭然だし、流れもごく自然だし。
  通信が途中で途切れた携帯を持つ限のカット二連発の限の周囲の空間が時間の間隔をも表していたり、
  最後のコマで白い背景の陰になってる正守の表情が彼の得体の知れない企みを示唆していたり、
  ふたりの位置――屋根に座る限とその遥か上空の正守――がそのままふたりの関係の暗喩になってたり、
  もうこのくだりは文句のつけどころがないわ。絶賛せざるを得ない。こういうのが見たかったのよ」
「ベタ褒めだな」
「私、隠喩とか婉曲表現に弱いから……こーゆー技術を使われるとどうもコロッといっちゃうのよね。
  サンデーレベルの漫画では普段あまり見られないだけ、余計にね……」


  (最終ページ柱アオリ)
  ■12月25日(土)発売のサンデー超掲載の「結界師外伝」執筆のため、次号はお休みです。

「でもこれはどうかと思うわ。これじゃ本末転倒じゃないの……?」
「まーな。でも本誌連載休ませずに外伝分も働かせるのは無慈悲じゃん」
「だったら最初から増刊用の読み切りなんて描かせなきゃ良いのに……。
  ま、サンデーの未来のため(新人育成のため)と思って、割り切るしかないのかもしれないね」

  

焼きたて!! ジャぱん  第138話:曲がったモノ

「今週号のような話を見るにつけ、
  最初からこの絵の上手さを活かして普通にラブコメやってりゃ良かったんじゃないかと思うんだよな」
「そう? 私は多少の問題点に目をつぶってでも、これで良かったと思ってるけど。
  この人にラブコメなんか描かせた日には、一体どんだけダークでドロドロした作品ができあがってしまうことか……。
  というか感情移入先のない漫画は読んでて疲れるわ。東や冠は言うに及ばず、河内も今回は最低だし」
「じゃあネギ農家のじいさんにでも感情移入しとけ」
「いや、むしろ忍者軍団のタクシーの運転手にするわ。セリフあるし」
「無言でビビってるだけじゃねーか!」

  

史上最強の弟子 ケンイチ   BATTLE124 新白狩り

「大人気「史上最強の弟子ケンイチ」センターカラー……となるといつものアレは今回もあるのか?
  あるのか、あるのか、……あったァァァ!

  今週も乳首列伝は健在だァァァァァ!   っと」

「何? 今の」
「いや、今回これまで大人しかったから、ここらで一発かませとお達しがあってよ。
  本当はオレだって美羽なんかでこんな騒ぎたくねーっつの。さ、やることやったからあとはクールに行くぜ」
「クールって……本能担当が何言ってんのよ」


  「にゃにゃにゃにを言ってますですか!?
   あくまで兼一さんはうちの弟子一号、そういう感情はありえませんわ!!
   むしろ出来の悪い弟…いや家で飼ってる犬!!」


「う……



  うおおおおおおおおお!!


  テメェ何を言うだァーーーッ


  ゆるさんッ!」


「クールに行くとか言った端からこれかい!
  何? 何なの? 何についてそんなに怒ってるの? 普通に照れ隠ししただけじゃないのこれって?」
「ああそうさ、確かにこれだけ取り出せばただの照れ隠し、萌えにはなっても怒りを呼ぶようなもんじゃない……
  しかしッ! テメェに、テメェにそんな発言をされるとなァ…………

  泉さんの立場がまったくなくなるんだよォ!

  彼女はなぁ、最初は確かにただの同じ部活動の仲間だったのかもしれない……
  だが他に部員のいない園芸部のこと、兼一の強さに裏打ちされた優しさに泉さんはすぐに心惹かれていったんだ。
  兼一と泉さん、一年生がたったふたりだけの園芸部。
  兼一は梁山泊の修行もやっていたが、それでも週に一度は必ず顔を出してくれていたんだ。
  ささやかな幸せだったが、泉さんは十分満足だった……
  しかし、あのにっくき風林寺美羽が泉さんからそれを……白浜兼一を奪っていったんだ!!
  いつしか独りになった園芸部……修行と美羽に忙しい兼一はいくら待ってもやって来ない。
  幸せだったはずの部活の時間は孤独が心身を苛む苦痛の時間に変わり……ついでに出番も消えていった。
  最後にマトモな出番があってからの約一年間、泉さんはずっとひとりぼっちの暗闇で泣いていたんだ……。
  だが! その間、泉さんはただの一度も美羽に復讐しようとは思わなかった!
  兼一には自分より美羽の方が相応しいと思って、潔く身を引いたんだよ!! 涙を笑顔で隠しながらな!
  ただ最愛の人の幸せを願って! 「私のことは忘れてください」と言わんばかりに出番ごと存在を消していった!
  ならばせめて美羽は彼女のそんな想いに精一杯応えるのが筋というものであろう!!


  そこで……これだ。

  あんな奴のことなんか知らない発言……好きだなんて冗談じゃないだと……ふざけやがって!!

  そのシーンをもし! 泉さんが見ていたら!

  どんな気持ちになるかくらいわかるだろ!?


  そう考えると……オレは……オレは……う、ううっ…………畜生…………。

  風林寺美羽! お前は泉優香の想いを踏みにじった!

  オレはそんな奴が正ヒロインだなんて


  断固認めねぇからな!





(どうしよう……
  私は「つきあってないって知ったら普通に喜ぶんじゃ?」と思ったなんて、この流れじゃ言えない……)




  「こういう時はあせったら負けだぜ、松井! ラグナレクめ、総攻撃をかけてきやがったな!!
   いよいよ最終決戦だ!!」

「総攻撃ったって新島の視界ではバーサーカーひとりしか動いてないけどね……。
  フレイヤのことはキサラと連絡がつかないから知らないはずだし」
「でもこーゆーなし崩し的な最終決戦開始は個人的に結構良い感じに思えるんだが。
  煽りに煽った末、双方準備万端の状態で○○時開戦! みたいなのも良いけど、こっちの方が緊迫感は出るからな。
  ただひとつ不満を言わせてもらうなら、宇喜田と武田がこれで終わりじゃ哀れすぎる……」
「ま、立ち位置的にも非常に微妙なキャラだったしね、このふたりは。
  初期に加わった仲間は成長型でもない限り後半にはヘタれるもんだよ」
「畜生、嫌な予感はしていたんだ……宇喜田のくせにキサラと良い感じなんかになるからこんな目に……。
  お前のようなキャラは幸運の量が限られているんだから、もっと大事に使えよなあ!
  適わぬ恋のフラグ立てに超必殺技ゲージ空になるまで使ってどうするよ! あとがねーじゃねーか!」


  「楽しむ? アホかうすのろ! 今夜お前は地獄で眠る!! 敗北にヒザを抱えながらな!!!」

「あーダメだな、ちょっとこれはまずいぞ。致命的なレベルで新島に感情移入できない……」
「そお? この決めセリフはまあまあだと思ったんだけど」
「そんなんは問題じゃねえんだ。
  何が気に食わないって、武田たちがこうなったことに対して巻き込んだ張本人が他人面してるのが気に食わねえ。
  前回やられた下っ端兵はともかく、望まぬ武田や宇喜田をこの世界に引きずり込んだのは自分じゃねーか。
  だからあいつは責任を感じるべき立場であって、怒りを感じて良いような立場じゃねえんだよ。断じて。
  武田や宇喜田の親から見れば、息子をこんなことに巻き込んだという時点でこいつはラグナレクとまったく同じ。
  どっちも「うちの息子に余計なちょっかいを出すな!」って一喝されて門前払い。当然だな。
  しかもそれが何らかの大義名分のための止むを得ない行動ならともかく、新島の場合は完全に理由が私利私欲。
  自分の都合で勝手に他人を巻き込んで、そいつが怪我しても自分に責任はありませんって面してる。
  こんな奴に感情移入できるか。ああ、言いながら余計イライラしてきた」
「ちょっと落ち着きなさいって。感情に飲まれちゃ終わり……ってあんたは感情そのものだっけ、そういえば。
  でもとりあえず新島なりの責任の取り方として、バーサーカー相手にちゃんと報復しようと頑張ってるじゃない。
  これじゃだめなの?」
「だからそーじゃねーんだって。オレが言ってるのは気持ちの問題であって行動の問題じゃねえ。
  報復しようがしまいが、そんなことはどうでも良い。オレは新島に第三者を巻き込んだ罪悪感を感じてほしいんよ。
  最初に言ったじゃねーか。こうなった責任に対して他人面してるのが気に食わねーんだって」
「うーん……でもそれを言ったらこの漫画自体成立しなくなるのでは……」

  

ワイルドライフ   第91話:自分だけ寝ていた男


  「3番が2番のおっぱいをもむ――」
  「いや――ん」

「モッ、モフッ、フゴフガッ」
「あーみなさん、こいつに喋らせると五月蝿いので、今だけ口封じをしています。驚かせてごめんなさい。
  それで、このオープニングですが……ここで行われていることについては私はとやかく言いません。
  あれだけシリアスな中身の直後にコレ、というのは流石に少し頭痛がしますが――まぁ良いでしょう」
「モッ……ファンファフェファンフィファフェフォフファフィフォフォフォフォフフォフーフォフフィファフォフィ
「しかし、これといい後で陵刀だけ寝ていることといい、どうもキャラ付けの域を逸脱してるような気がするなあ。
  なんだろう? 女性読者はこーゆー姿を見てキュンとくるものなのかしら?」
フォーフォーファンフェフォーフェフォフィーンファフォ! フォフェフォフィフォッファイファ
「でも私利私欲のために園長を洗脳するのとかは明らかにやりすぎとしか考えられないんじゃ。正直引いたし。
  うーん、なんかひとつ致命的な弱点か何かがあればキャラもいっそう引き立つと思うんだけど」
フォーファンフィンフフフォフォフォファフィフェファフェ。フォファフェフィーファフェンフィフィフォフォ
「陵刀祖母は弱点というにはちょっと使い勝手が悪いし……なんか食べ物系が良いかな」
フォンファフファファファイフィンフィファフェフィファンファフィフェフフィファファフンファファ、
  フォンフェンフォフフォフィフィフォフォッフォフェフォフォファフェンファフィフォフェファ!

「あーうるさいッ! しつこいッ!」
フォンファフィフフィンファアア!! ブフェッ


  (最終ページ柱アオリ)
  ■この留守電は…………………………………!!

「これは48号の、
  「が…学部長! すぐ病院に来てください。R.E.D.の岩代って人が勝手に急患を…」
  って電話のことね。これは素直に上手いと思ったわよ。言われてみればちゃんとそーゆーカットあったし」
フィーファフェンフィファフフェー!
「いい加減に外せ? ああごめん、忘れてたわ」
「ふいー、苦しかった……で、観月こと瀧さんはこのまま鞍智とカップフィンフェフォファ!?」
「やっぱりあんたはもうちょっと黙ってろ!」

(ちなみにのフォフェファ発言にポインタを当てると言葉の内容が表示されます)

  

MAR   AKT.87 カルデアへ

「ここで新展開ってのはどう考えても無理がある気がするでエアリス」
「そうね……普通ならここはドロシーのみしばらく離脱の方向にして、
  ナイトクラスに勝った「強いコマ」をあえて排除して緊迫感を出す方向にもってくものだけど」
「でもギンタも同じくらい強いということになってるから緊迫感なんて出ないでエアリス」
「つーか休みを入れるんなら例によって修練の門を使えば時間が増えるのに……。
  それどころか誰ひとりとして特訓しようとか言い出さないのが正直びっくりだわ」
「世界を救うっていうギンタたちの主張が如何に口先だけのことか良く表しているでエアリス。
  ゲームが終わって食事風景の時もあまりの呑気さに唖然としたでエアリス。こんなのマジで有りでエアリスか?」
「あれは流石にちょっとね……いや、今更なんだけどね。こんなの他にいっぱいあるし。
  ……ねえ、どうせ文句しか出て来ないんだから、このへんでやめない?」
「そうでエアリスな。読んでる方も文句ならおなかいっぱいだと思うエアリスし。
  それにそろそろこの語尾も飽きられる頃でエアリス」
「というか遠回し(どこが)のイヤミだけじゃアレかと思ったんで元ネタのムービー見ようと思ったんだけど、
  どういうわけかFF7のDISC1だけ見つからないのよね……せっかくちょうど問題のシーンを見れる裏技があるのに」
「DISC2を入れてロードした後でDISC1に入れ替えてニューゲームってやつでエアリスな?」
「うん。というかディスクがないとFF7通しプレイできないじゃないのよ……うわぁぁん」
「エアリス、エアリス」

  

ハヤテのごとく!  第7話「世界の中心で別に愛は叫ばねーけどなんつーかヒエラルキーの頂点に君臨する獣」

「……で、この漫画はいつになったら執事の仕事が始まるの?」
「一応やってるだろ。今週号もナギ起こしに行ってるし」
「それはどっちかというと母親の仕事じゃない?」
「馬鹿野郎! 起こしに行くのは母親じゃない、幼馴染の仕事だろ!」
「執事の仕事じゃないんかい! ああ、もう論点も何もあったもんじゃないわね……。
  というかあんたはさっきから幼馴染幼馴染って、なんか変なこだわりでもあるの?」
「いや実は最近ちょっと幼馴染願望が強くてな。
  自分にももしアレやソレのような幼馴染がいて何事にも強引に引っ張ってくれたら、こんなに辛くないのかなって……
  ホラ、オレってひとりだったらあれこれ考えすぎて結局動けないタイプじゃん?」
「あんたなんか幼馴染がいても「臭いから近寄るなバカ」で一蹴されて終わりだって。
  というかその口調はムカツくからやめて……」


  「お前みたいな人生の負け組といっしょにするんじゃねーよバーカ」

「これは……どうなの?」
「どうって言われても……どうなんだ?」
「あまりに唐突過ぎて、笑いに転化できないのは痛いなあ……。
  それに以前から貧乏臭いだの貧困だの負け組だの言われてるけど、読んでる限りじゃそうは見えないのよね。
  (貧乏臭い顔にしようにも、キャラの顔を描き分ける技術がまだないからね)
  特に負け組ってのは明らかに間違いで、
  これだけのお嬢様に寵愛されてるってだけですでに人生勝ったも同然じゃないの?」
「まーそれはオレも同感だな。これで負け組だったらオレ達はどうなるって話だ……」

  

犬夜叉   第385話 奪鬼

  「きさま。このか弱い小娘を殴れるのか」
  「小娘だあ!? ふざけんな」

「小娘だと殴れないけど、小娘じゃなかったらボッコリいけるのね……」
「そりゃそうだろ少年漫画的に。仮に服をビリビリに引き裂かれようが、顔だけは殴っちゃいけない」
「ま、「からくり」のフランシーヌとかジャンプの「タカヤ」とかは平然とやってたけどね。
  でも普段禁じられているからこそインパクトが強かったってのはあるかな」
「にしても、この一連のエピソードについて考えるべき点はそこではないだろ。
  オレはここで少女に化けることを選択したタヌキ親父の計算高さをこそ高く評価すべきだと思うぜ。
  しかもあんな短いスカートでごぼう足露出に加えて、ぱ ん つ は い て な 」
「消えな!」
「すんませーん」

  

いでじゅう!  第112話 西連とNight

「みんなアイドルは好きなんですよねェ〜〜〜〜」
「うわっキモッ! 一体何よそのつかみは! 何を狙ってのことなの!?」
「えへへ、さっき居間にいったらSMAPのコンサート(2003、MIJ)のDVDが流れててさァ〜〜〜〜」
「それがどうしたのよ? 熱心なファン(母親)がいるんだからいーじゃない」
「いや、オレはアイドル愛的なものがさっぱりわからんからさァ〜〜〜〜どうしたもんかと思って〜〜〜〜」
「別にどうもしなくて良いじゃないのよう……」


  「片手にピストルー」 「ギター ロックー」 「B語ー」

「一応紹介しておくと、「片手にピストル」というのはジュリーこと沢田研二の「サムライ」という曲、
  (これはタイトルが書いてあるし、最近「武装錬金」で話題になったから知ってる人も多いと思いますけど)
  「ギター ロックー」というのはASIAN KUNG-FU GENERATIONが「ギターロック」と呼ばれていることが元ネタで、
  「B語」というのはB-DASHというグループの歌に使われる日本語以外の謎のオリジナル言語のことです」
「日本語以外のオリジナル言語? 金色語みたいなもんか?」
「メジャーなものをマイナーなもので例えないでよ。
  詳しくはこちらの歌詞を見ていただければおわかりになりますが……なんというか、すごいです」
「…………日本語云々以前に、人間語かコレ? 文字化けじゃねーのか?」
「もちろん厳密に言えば言語じゃないけどね……法則性皆無だし。
  適当に発した音声に、無理矢理日本語やアルファベットで同じ音の字を当てたってとこなんでしょう。
  正直今まで知らなかったので、ちょっとした衝撃でした」
「ま、楽しければ良いんじゃねーの? 教育層の大人には理解してもらえないと思うがな」


  「なんの仕込みも出来なかったけどこのまま一緒に行こっか?」
  「う、うん…」

  キュッ
  「……………」

「ああ、良いよなあ〜〜青春ってよぉ……たまんねえ、病みつきになるぜ」
「気持ち悪いからやめなさい。ま、どっちも可愛いから良かったんじゃないかしら?」
「ちょっと服のはしを掴まれただけでドキドキだぜ!? 初々しいじゃねーか。これが青春の醍醐味ってやつだろ。
  もちろん熟カップルにもそれはそれで趣があるが、この気持ちはいつまでも大切にしたいもんだ。
  ま、ここで残念なのは桃ちゃんの方が恋愛感情を微塵も意識していないことくらいか」
「彼女、恋愛に対しては徹底して奥手……というよりは臆病だからね。意識してないというよりは逃避に近い。
  誰かに恋をすることによって現在の居心地の良い関係性が崩れてしまうのが怖いのよ。
  要するに、「失う」ということに対して過剰なまでの恐怖心を抱いている。手に入らなくても良いから失いたくない。
  これはたぶん、母親がいないという少々特殊な家庭の事情に起因してるんでしょう」
「何かを失うくらいなら、何も手に入らなくて良い……オレもそういう人間だから気持ちは良くわかるな」
「どの口がそんなこと言うのかしら……。
  ま、これはつまり一種の対人恐怖症よね。いつか失われるのを恐れるあまり新しい関係を始められない。
  そういう意味では今も昔も彼女の根っこは変わってない。
  昔はクールに構えることで人間関係を最小限にとどめ、あまり深入りしようとはしなかった。
  あんなに部活を掛け持ちしていたのに、結局どこにも馴染まなかったのはそれが理由ね。
  そして今は随分明るく積極的に変わったように見えるけど、やっぱり人が怖いという点は同じ。
  でなければあんなに告白に怯える必要はないんだし……」
「じゃあ昔の山岸くんの告白の時に平然としていたのは?」
「あれはほとんど初対面の人が相手で、失うものが何もなかったからこその芸当。
  もし少しでも彼と桃ちゃんの間に何らかの交流があった後なら、あそこまでドライに断ることはできなかったはずよ。
  それはなんとなくわかるでしょ?」
「まぁ、そうなるような気はする。でも普通はそーじゃねーのか」
「みんな少なからず変化に対する恐怖心は持ち合わせているからね。
  でも桃ちゃんの「変化(=失うこと)に対する恐怖」は人一倍大きいわよ。
  ことあるごとにさりげなく強調されてるから、なんとなく伝わってると思うけど。
  来年の話を妙に怖がったり、雨(=足止め)が好きだったり、ひとりの日々に戻るのを極度に恐れたり。
  桃ちゃんってあの漫画の全登場人物の中で実は一番ネガティブなんだよね。部長なんか比較にならないくらい。
  彼女は常に何かに怯えてる。失うこと、始めること、踏み出すこと。
  昔はその役目をベリ子に任せていたから気が楽だったんだけど、今のべリ子はミウラさんにべったり。
  もういつも自分の隣にいる存在ではなくなってしまった。自分ひとりでなんでもやっていかなくてはならない。
  でも、彼女の心はまだそんな状況に対応できるほど成長してない。
  だからそのギャップが原因となって、最近は随分と弱い面が見えてくるようになったんじゃないかしら」
「うーん……」
「ま、素人の勝手な考察だから、あまり真面目に受け取らないでね。こういう考え方もあるって程度に。
  ちなみに桃ちゃんの喪失恐怖症はこの「いでじゅう」という漫画のテーマとまた密接に関わっているのだけど、
  それはまた別のお話だからここでは割愛します」

  

道士郎でござる  ござる◇26 新しい学校!!


  「先生…その微妙な表情はなんですか? なんのメッセージですか?」

「これつい素で笑っちゃったんだけど。本当に微妙な表情で(笑)」
「この独特の間の取り方というか、不思議な持ち味が西森先生の醍醐味よねー。
  最近はネームで笑わせる漫画が多いから、こーゆーのは頼もしいわ」


  「フフ、ちゃんとボーナスもらえる会社に入ってね」

「なんかこのセリフひどく好きなんだよなー。全くわざとらしくない。
  すげーリアルに仲の良い親子に見えるじゃん。この間派手に喧嘩してた分だけ余計暖かい気分になる」
「何も無理に謝るシーンとか入れなくてもちゃんと仲直りしたことがわかるよね。
  こういうのをちゃんと考えられたネームって言うのよね。必要最小限の描写で伝えるべき情報はきちんと伝える。
  西森先生が上手いのは不良描写だけじゃないのよ。不良が沢山出てくるからそっちばかり目立ってるけど」
「これでもうちょっと話の引き出しが多ければもっと派手に目立てるのにな」


  「ナッ、仲間じゃん!! 何言ってんの? ど――考えても仲間だよ。仲間にしてよ」
  「じゃ、待つよ」

「ほらコレ! コレ! 注目! 頬がちょっと赤くなってる!!!
  素晴らしいじゃねーか! 自分は所詮「普通の家の子」じゃないといじけて考えていたところにコレよ!
  小坂健助好感度急上昇中ダヨ! 止マラナイヨ! ラブラブ到来ダヨ! 今ナラ安クシトクヨ!」
「それ、あまり面白くないから今すぐやめて。
  でも私もこの演出は上手いと思ったなー。頬に線をみっつ入れた、たったそれだけで多くの情報が伝わってくる。
  ここにはラブラブという意味合いはないと思うけど」
「無駄なセリフなんかいらねーんだよ。漫画ならその分絵で勝負、だよな」
「なんでもかんでもってわけじゃないけどね」


  「落ち着けよ、意見をまとめようぜ。お侍サンはいたか?」
  「いた!!」

「クロマティックなオチですな」
「意見まとめてる時点ですでにね」

  

クロザクロ  第16話 旅出ち


  「さーね、反抗期の家出ってヤツじゃないの?」
  「もう! 変なコト言わないでよ!!」

「いやー、一体どーゆー言い訳するのかと思ったら見事に何の言い訳もできてない梢枝たん萌え」
「でもこの年の女の子ならこれが精一杯じゃないの? 本人的にもつらいんだしさ」
「だからそこが萌えだって言ってんだろうがァァ!」
「妙なところでキレるな! というかあんた妹萌えは断固否定派じゃなかったの?」
「これは妹萌えではない! 梢枝たん萌えだ! 一緒にするなこのパンクラポンが!」
「意味がわかんねぇー!」


  「しょせん傀牙など、“俺達”の…家畜にすぎんのだからな」

「おー来た来た。究極生物スグリ様のおでましだ」
「こら、ナチュラルに究極生物とか言わない! 確かにキャラ配置は良く似てるけど」
「しかしこの展開は正直マジで予想外なんだが。ちょっと悪い方向に。
  まだ傀牙のこともロクに掘り下げてないのに、もうその上の敵を出しちゃうんだな。早過ぎないか?
  いや、話の流れは遅すぎるくらいなんだが、中身の濃さがそれに見合ってないような気がすんだよ。
  遅いなら遅いなりにもっと詰め込んでほしかったんだがな。傀牙の悲しみとか」
「作中ではまだ傀牙は悲しい存在として定義されてないでしょ。
  まぁ設定上はどう考えてもそうなんだけどさ、その割にこれまで出てきたやつはかなり適当な扱いしてるし。
  ひょっとすると被捕食者としての傀牙を描くことで傀牙の悲しみを演出するのかもしれないけど。
  力に惹かれて傀牙になったけど、その果てに待っていたのは上の存在に捕食される運命でした、みたいな感じで」
「うーん、そっちの方向にもってくとはオレには思えないんだがなあ」


  (……… 九蓋さん、遅いな…)

「かんぷうに みがためながら まちわびど いとしのあなたは まだかげもこず」
「いきなり一句詠むな! おまけにそのシチュエーションは間違ってる!」
「すてられた そのひとことが みちみちて うらみつらみを とおいあなたへ」
「そのダークな内容はなんなのよ! というか川柳に変わってるし!」
「おいかける どこににげても おいかける このしゅうねんに まさるものなし」
「しかもだんだんレベルが下がってる!」


  「行くぞ」
  「…うん!」

「あえて言おう。

  徒歩移動かよ!

  

KATSU!  第146話 世界チャンピオン

「冬……たい焼き……病院……死の瀬戸際……水面下の三角関係……たい焼き屋の親父の受難……
  まさか……まさか……まさか!」
「はいはい、そうね」


「というか季節柄なのか? 今回たい焼きネタが多いのは」
「他にどんな理由があるのよ。そのネタに過剰反応するヤツのことなんて誰も計算に入れてないから」
「うぐぅ」


  

こわしや我聞  第38話 新たな“こわしや”


  ↑1年・長部君子

「おっしゃー刻んだ! その名前、魂に刻んだぜッ!」
「これでもうフジイとモーちゃんの時のようなことにならなくて済むわね」
「あたぼーよ! これでオレのコスモも燃え盛るってもんだ!」
「いや、誰も燃やせとは言ってないから」


  「ケダモノ化したお兄ちゃんが!! 陽菜さんを襲ったに違いないっ!!」

「ほう、お代官プレイか。これはなかなか良いところをチョイスする。男のロマンだな」
「あれ? 意外な反応。てっきりあんたのことだから、
  “男のロマンの過半数は女性に対する羞恥プレイである! ヴァー!”とか言って怒り出すかと思ったのに」
「お代官プレイはラブラブコミュニケーションだからな。怒る理由がねえ」
「へえ、なら問題ないわね……ってアレのどこがラブラブコミュニケーションやねん!」
「まあちょっと落ち着いて話を聞け。知りたいなら説明しよう。
  そもそもお代官プレイとは、時代劇で悪代官がかどわかした町娘を襲う際に執り行われる儀式であり、
  代官が町娘の腰帯の端を握り、それを引っ張ることによって町娘を回転させる行為のことだ。
  エチケットとして、回す悪代官は「よいではないか」と、回される町娘は「あーれー」と言うことになっている。
  これは分類上はブラウスを引き千切るのと同じ、強制的な着衣の剥奪行為の一種なのだが、
  同時に町娘が悪代官の思うままに翻弄されていることの高度な比喩ともなっており、その点で他の脱衣行為とは」
「いーから早く話を進めろ! 誰がそんなことを訊いた!」
ちぇっ、これからいい所なのに…… オホンッ では…………
  この代官プレイだがな、時代劇ではいわゆる「悪代官が嫌がる町娘を襲う行為」として使われることが多い。
  だが。実際にやってみるとわかるんだが、あのシチュエーションではこの行為は成立しないんだよ。
  何故か。答えは簡単、回らないんだよ。町娘が。
  いくら帯を引っ張ったところで、自分の身体を抱えてうずくまってしまうんだ。だから回転もしなければ解けもしない。
  それに「あーれー」なんてのほほんとした声が聞ける確率なんて0%に近い。普通に悲鳴を上げられて終わりだ。
  つまり結論。お代官プレイを成立させるには、町娘の協力が必要不可欠である」
「……意外と正論ね……もっと勢いだけで押しきるのかと思ってたわ」
「馬鹿野郎、他のことならともかくお代官プレイだぞ。ここでマジにならんでどうする。
  さて。そういった視点、つまり
  『お代官プレイは双方の合意のもとに成立するコミュニケーション行為である
  という視点に立ってみると、今まで見えなかったこのプレイの真髄がうっすらと見えてくる。
  まず第一に、帯を引く方も実は紳士であることが試されているという点。
  「悪代官」というゲームをやった方ならわかると思うが、あまり勢いよく引っ張ると娘が目を回してしまうんだ。
  代官役の人間はあくまで相手が目を回さぬよう、細心の注意を払って帯を引っ張らなければならない。
  しかし、これはいわば『ゴール目前』の状態だ。たぎるエロスは当然男のコアにみなぎっている。
  本当ならさっさと引っ張り終えてしまって早くネクストに没頭したいという気持ちでいっぱいだろう。
  が、お代官プレイを行うには帯は速く引っ張ってはならない。欲望のままに動いては駄目なんだ。
  つまりここでは、己の欲望をコントロールし相手を気遣う高貴な精神が求められているのである」
「…………それで?」
「第二に、町娘の方もまた相手を気遣う必要があるという点。
  いくら普及してきたとはいえ、やはりお代官プレイはお代官プレイ。やらされる方は当然恥ずかしいだろう。
  しかし本気になって抵抗したらプレイ自体がまったく成立しないことは先に述べた通り。
  つまり、女性の方も恥らう気持ちをぐっとこらえて、回されるまま相手のペースに身を委ねる思いやりが必要だ。
  回る速度はある程度自分でコントロールできるとはいえ、エロスパワーに満ちた男の腕力には到底適わないからな。
  相手を信頼し、自分は呑気な声で「あーれー」と言わなくてはならない。これが愛でなくてなんだ」
「…………どこかが激しく間違っている気もするけど、まぁ、わからなくもない」
「そして最後に、以上の二点を踏まえてこの行為全体の意味を考えてみよう。
  男は自らの欲望を抑え、相手が不快にならない程度を見計らって帯を引く。
  女は相手を信頼し、自らの恥ずかしさをこらえて回転させられる。
  そしてその先に待っているのはいわずもがなのアレだ。
  ……そう、わかるだろう。つまりこの一連のやりとりは、
  「……いいのか?」
  「……うん、○○くんならあたし……」
  という初々しいアレのゴーサインそのものを表しているのである!」
「ちょおっと待ったあ! あまりにそのまんまな話題はここではご法度よ!」
「心配するな。ここで問題なのはアレのことではなく、そこに至る男女の気持ちだ。
  つまり、お代官プレイという一見おバカな行為の裏では、上記に挙げたような男女間の密かな対話がなされている、
  その精神性をここでは問題にしているんだ! だからこれ以上あっち方面の話題にはならん!
  お代官プレイはレイプにあらず! その実態は互いの互いに対する思いやりを内包した高度な確認の儀式である!
  そのことさえ理解してくれればオレは満足なんだ」
「………………………………………………………………わかったわよ」
「よし、ありがとう。これでまたひとりお代官プレイに対して理解のある人間が増えた。
  お代官プレイは決して怖いものではない。それがわかってもらえただけでも本望だ」
「……できればそのまま死んでちょうだい」
「で、ここからがいよいよ本題なわけだが」
「……は?」
「ここで302ページの我聞と國生さんによるお代官プレイを見てみよう。
  ここでの國生さんは基本的に我聞に対して無抵抗だ。あの表情と手を見ればわかる。彼女は本気で嫌がっていない。
  だが、國生さんほどの頭脳の持ち主なら、この行為がどのような意味をもっているかもまず悟っているだろう。
  それは頬を赤らめていることからも推察できる。
  だが彼女は抵抗しない。……そう、抵抗していないんだよ。
  つまり! ここでの國生さんは! 我聞に抱かれることをわかっていながら! それを求めている!
  もっと簡単に言うならヤル気まんm」

静馬仙術 斬水糸(×64)

「あぴょっ」


  (ばーちゃんが軍隊じこみなら、この人は体育会系か…厳しいとこなんだな…静馬って…)

「ということで先週の予想は半分当たり、半分外れってとこでしたね。
  名前と基本的性格は当たってたけど、キャラ設定と海にいた理由は外れ。ま、予想下手な管理人しては上出来かな」
「…………………………………………………………………………………………………………………………」
「ああ、そういえばさっき殺したんだっけ。孫が二十三ってことは、母親は四十代後半、さなえさんは七十くらい、と。
  計算上もぴったり合うわね。変に年増設定にしなければ、あんな無理のある予想しなくて済んだのに……」
「…………………………………………………………………………………………………………………………」
「さて、楽しい合宿編ゆかいな仲間たち100%展開もこれで終わりですね。これからは仙術イベントが始まる、と。
  この漫画はお遊び部分以外(つまり本筋)は魅力に乏しいので、ぜひ奮起してもらいたいものです」
「…………………………………………………………………………………………………………………………」
「……まだ起きないんだ……そろそろゾンビみたいに復活してくる頃だと思ったのに」


  <週刊少年國生陽菜>
  「マイクに困る國生さん」「お代官プレイ國生さん」「物思いにふける國生さん」「ちょっと怒ってる國生さん
  「うっすら悲しい國生さん」「少し後ろめたく言い訳をする國生さん」「なんとびっくり國生さん
「……で、理性である私にこのコーナーで何を言えと」
「………………う…………うおぉ〜〜」
「あ、復活した。おはよう。タイミングばっちりね」
「國生さんの……コーナーで……呑気に寝てられるか……あ〜……」
「じゃあ、早速だけど何かひとこと」
「も、……も………… …………」
「ありがとうございました」

  

(読み切り)MAXI

<あらすじ>
この星の主役は人間ではない。全生物の頂点、全長数十メートルに及ぶ超巨大生物・魔騎士である。
魔騎士と会話し操作できる「魅導」の一族の子孫・ラットは、今日も魔騎士と友達になろうと企むが……。

「うーん、嫌いじゃないけど、スケールの大きい分だけ密度が下がってる感じだったわね。
  この辺上手く妄想補完させてくれるだけの描写があれば完成度が格段に違ったんだと思うけど」
「……オ……レは……まきしのせってい……は……もえにちかいも……のがあると……思うぞ」
「世界観は悪くないのよね。だからあとはそれを如何に魅力的に飾り立てるか。
  でもこれじゃ世界観以外の部分はあまり評価できないなあ。無茶系の少年主人公はもう見飽きてるしね。
  絵柄もなんだか荒いし、連載させるのはもうしばらく様子見してからの方が良いんじゃないかな」
「でもエ……ッセンス……はあると思う……からオレは応援……するぞ」
「エッセンスがあっても技術が圧倒的に足りないから、私は無条件には応援できないなあ。
  というか、エッセンスある? 凄い人ってのは新人の頃から何かしら感じさせてくれるもんだけど」
「ま、その辺の感じ方は……人それぞれだからな……とりあえず応援しといて損はないだろ。
  よし、ほぼ復活」
「まーね。実費的なコスト負担するわけでもないし」

  

東遊記  第13話:デカイ鳥

  「あのこわっぱ、なんというパワーだ…」

「ひょっとするとイチゾーの怪力ってただの作者の都合じゃなくて、ちゃんと理由があるものなのかもしれないわね」
「ん? 要するにあの錫杖の悪魔の能力だってことか?」
「まー簡単に言えばそう。ハルパスがフルパワー封印の状態でもヒッキングを誘惑したように、
  錫杖の悪魔はフルパワー封印の状態でも持ち主に腕力の異常発達効果を与えることができる。
  そしてそうやって自身を手放さないようにさせて、何かの弾みで輪を外すのをじっと待ち続ける……
  みたいな感じで。ま、だからどうしたって話なんだけど」
「問題は他に腐るほどあるからなー」


  「見よ、これが魔剣“ハルパス”の真の力!!」
  「うっひゃ〜〜でっけえ鳥だなあ〜」

「で、これがその悪魔ハルパスのビジョンなわけだな」
「抽象的な悪魔じゃなくて、ちゃんと姿形があるみたいね。
  今は行動半径が剣の周辺に限定されてるけど、リングが全部外れたらこれがそのまま飛び出すんでしょう」
「なんつーかあんまり怖さは感じないデザインだな。最初だからこんなもんか?」
「でも私に言わせればバオウ・ザケルガだってこれとどっこいな迫力だった気がするけど……。
  主線が細くて、どうも力強さを感じないのよね、ガッシュの巨大キャラってのは」

  

からくりサーカス  機械仕掛の神 第18幕 ギイVSクピディアー


  「うふふ、さすが伝説の二〇〇体人形破壊者のギイ。よく、我が「クピド・アロー」をかわしたな。
   私はクピディアーという」

「そういえばこーゆーキャラって敵側にはいなかったよね。
  ナルシストならギイもそうだけど、こっちは味方だし。フェイスレスは……アレはまた別物か」
「というかこいつは本気でヤバくないか? それこそフェイスレスなんか比較にならんくらいに」
「どうして?」
「だって良く考えてみろよ。クピディアー(以下「クピ」)は自動人形だろ? 人間並の羞恥心なんてものはない。
  そしてあの軽装だ。導き出される答えはひとつ……こいつも ぱ ん つ は い て な い 」
「またその話題か! 死ね!」
「わ〜〜っちょっと待て待て! 問題はそこじゃないんだ! んなこと言ったらフラーヴィオもそうだったじゃねーか!
  自動人形が基本的に脳犯、もといノーパンのヤツばっかりなのは周知の事実だろ!
  だからクピもそうであっても何らおかしくはねえんだ。だろ?」
「で、あんたは何が言いたいのよ」
「そこでこのコマに注目だ。383ページ、クピが「空の私は速いのさ…」 と言っているカット。
  一見しただけではなんてことのないコマだ。クピがお気に入りのギイに向かって懐柔を始めるシーン。
  だが、ここでクピのポーズを良く見てみよう。ギイの正面に位置取り、上から見下ろしながら片足を上げている。
  当然、足が上がっているのだから服はめくれ上がっている。そしてギイとオリンピアの目の前には……



  

  サービス。((c)ボボボーボ・ボーボボ)



  クピディアー渾身のセクシャルアピール!


「……………………」

「そう、クピはこの戦いの間中、常に凄いスピードで空を飛び回っていた。
  それは機動力に優れたオリンピアと対等以上に戦うために必要な行動だった……とこれまでは思われていた。
  しかしその本当の狙いは、ギイにひたすらサービスを繰り返すことだったんだ!
  高笑いしてオリンピアの攻撃をかわしながらサービス。
  余裕トークを続けつつクピド・アローを乱射しながらサービス。
  オリンピアを撃墜し、勝利に勝ち誇りながらサービス。
  常にギイに丁寧に語りかけ戦いを優勢に運びながら、見えないところで半永久的に繰り返されるサービスタイム。
  クピディアーはナルシストどころじゃない、この漫画始まって以来の究極の変態だったんだよ!」
「……………………」
「ん? あまりに衝撃的な真実過ぎて言葉が出ないか? ならば」
「黙れ。今どうやってあんたを殺そうか考えてたのよ……」
「ひ、ひぃっ! もう斬水糸は勘弁して! 復活までひどく時間がかかるんだよアレ!」
「…………殺害オチはさっきとかぶるから今は勘弁してあげるわ。でもその分、後で覚えておきなさい」
「ご、ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさい!」


  「クピディアー、教えてやろう。人間の怒りには、真っ赤に爆発するものと…
   静かにゆらぎながら……真っ青に燃え続けるものがあるのさ」

「ギイに感情移入できるかどうかはともかく、この絵は本当に綺麗だったわね。
  ここは「綺麗なもの」を描かなくてはならない場所だったから、それがきちんと達成されてる点は評価すべき」
「そ、そうですね! ワタクシも美しいと思いましたですよ!
  でもギイの言うことに納得できたかというとそれは……だってギイの怒りは完全に私怨ですもん」
「鳴海のように子供や弱者のために怒っているんじゃなくて、アンジェとエレのために怒ってるもんね。
  しかもそのために人類を見殺しにしてるし。いくら大切なもののためとはいえ、ちょっとエゴが過ぎるよね……」

  

(読み切り)お悩み解決二九休さん

<あらすじ>
ここは「とんちの森」。あの一休さんの29倍すごいと言われる「二九休さん」が住んでいるという。
迷子のペット・ポチを探して森に迷い込んだサチ(15)は、二九休さんにポチ探しを手伝ってもらうが……

「あーねこがさっぱり可愛くない。ゆえに駄作。以上!」
「こらこら勝手に結論出すな! ……ま、言いたいことはわかるけど」
「加えて女の子も可愛くない。このサチって小娘、仮にもヒロインだろう?
  ならば可愛く描く義務というものがあるだろう! 作中設定はともかくとして、絵は可愛らしく! 当然だ!」
「まー、絵も上手くないし、ネタもどうも笑えなかったしねー……私もイマイチかな」
「さらに前回のセールスポイントだったバカップル設定まで失われている。救いがない。残念!」
「でも最後の誤植はちょっと可哀想だったかも。ま、レベルアップに是非期待したいということで」

  

思春期刑事ミノル小林  第36話:「屋上…?」「ゼッタイ流行りますよ」

「わざわざ二週に分けてやるほどのネタだったかしら……」
「ネタはアレだが、でもオレはミノルの愛☆増田先生っぷりにちょっと満足したぜ。
  ……まあ、そこしか見どころがないという意味でもあるんだが」
「ところで教頭先生も先生なんじゃないの? 私の出身校はそうだったんだけど全国的には違うのかしら」
「普通は教頭も教頭先生って言うから先生だと思うがな。我が永遠のバイブル「サボテンの花」もそうなってるし」
「ま、どうでも良いけどさ……でもボッケー屋上は流行らないと思います」
「ええ、流行らないと思います、大佐」


「あっ、“サボテンの花”思い出しただけで涙が溢れてきた……(実話)」
「……ほんとはツッコむ場所なんだろうけど……ああ、理性でも抑えられない……これが本物の実力……」

  

DANDOH!! ネクストジェネレーション  NEXT32・竜ノ介の秘策


  「ま……まっ暗に?」

「流石にこれじゃ試合続行不可能でしょう……中断は当然、没収試合になってもおかしくないってば」
「でもその権利握ってるのはルチオ・フルチだぞ。絶対強行させてあの状態で打つ羽目になるだろ」
「いや問題はそこじゃなくて、そこまで露骨な妨害工作を公にやっちゃったことね。
  照明が消えただけなら問題ないの。どっかの誰かの悪戯ということにしてもみ消すことはいくらでも可能よ。
  でも、その状態でなお打たせるのは明らかに主催側の嫌がらせ。会場の誰の目にもそうとしか映らないわ。
  これまでは遠回しな嫌がらせばっかりだったから表沙汰にはならなかったけど、今回はそうはいかない。
  あれだけメディアイメージを大切にしてたルチオがこんな凡ミスをするのは流石に浅はかとしか言いようがないわ。
  作者的にはそれだけ追い詰められていることを表現するためにわざとやってるんでしょうけど……
  でも、これでもう一気にルチオの格が下がったわね。「DANDOH!!」三部作最後の敵がこれじゃ切なくなるわ」
「何言ってんだ。ルチオのイメージなんて最初からガッタガタじゃねーか!
  だいたいそれを言うならお前は誰がラスボスなら満足だったんだよ」
「うーん。セオリー通りにいくと……弘平かな」
「もっと切ねーよ!」




「ということで、今回は以上で終わりです。みなさんお疲れ様でした」
「お、終わった……木金土日すべての自由時間をフルに削ってやっと終わった……。
  こ、この分量で全作品感想は流石に無理があったか……ま、断罪企画だからこれくらいやってこそなんだが」
「昔はこんなのホイホイ書いてたのよね……我ながら恐ろしいわ……。
  さて、少しでも楽しんでいただけたでしょうか? 長さの割にイマイチの内容だった気がしますが。
  特に後半は、疲れのせいかネタ切れのせいか少々女性読者には申し訳ない方向に走ってしまってごめんなさい。
  こいつはあとできっちりと殺しておきますので」
「だ、だって、手っ取り早く笑いを取るにはやっぱり下ネタだろぉ……ぐべっ」
「でもこれでも全力は尽くしたので、これ以上を求められてもすぐにはお応えできないのが正直なところです(汗」
「こ、この後はまた当分一行以上感想に戻るけど、しばらくしたら突発的にやるかもしれんのでその時はよろしく!
  でもその前にいろいろとサイト整理しなくちゃダメだよな……」
「その他の漫画感想ってコーナー、全然中身が別物になってるもんね。
  ジャンプはジャンプで、サンデーはサンデーで専用のページを作ってまとめて管理しなくちゃ」
「あとはリンク集の整理更新とか……ま、次のサンデーが出るまでになんとか片付けていこうぜ」
「そうそう、それとあとこれだけはどうしても。

  椎名先生、本誌連載決定おめでとうございます!

「いやーホント良かったよ……サンデー編集部も流石にそこまでは腐ってなかったか。
  あれだけのクオリティで連載不可なんて事態になってたら……想像するだに寒気がする」
「寒気?」
「誌面がな」
「ああ……そういうことね。確かに「改蔵」も「モンキー」もないサンデーはかなり寒くなってるからね……。
  WEB拍手でいち早く教えてくれた人、どうもありがとうございました」
「名のある感想サイト様では軒並み取り上げられているし。みんなに愛されてるよな、椎名先生」
「きっと期待に応えてくれると思うので、来年の春を楽しみに待ちますよ!」
「では! こんなところまで読んでくださったみなさん、本当にありがとうございました!」







サイトタイトルに戻る