+ 小物小説メモ(001-025) +


それぞれのブツについて、背景とか感想とか言い訳とか懺悔とかいろいろ。
割と平気でネタバレっぽいことも書いてあるのでそのつもりで。


001 [チーズ] 遭遇〜Encounter〜 (8kb/パロ)
言うまでもなく、「カップヌードル・欧風チーズカレー」のCMのパロディです。
書いた頃には放映が終了していた罠。

002 [過去] ものすごい過去を背負った女の子 (4kb/バカップル)
ハンドレッドさんを初めて訪問した時あまりに強烈な衝撃を受け、気がつくと書き上げていた一品。普通の日常にひとつ妙なオブジェを紛れ込ませるだけでそれっぽく見せられることを学習した話でもあります。
ちなみにこの中でちょっとだけ肉体関係に関する記述がありますが、書いててドキドキものでした。そんな、女の子の水着姿描いただけでダウンした和月師匠じゃないんだからさ。

003 [たまねぎ] たまねぎ (4kb/ライトSF)
みんなのロマン「目からビーム」を追及してみました。結果、大失敗。
ここにあるのは失敗っぽい話ばかりですが、その中でも特に失敗した一品。これ酷いって。

004 [涙] The Tears of Good-Bye (5kb/少年漫画パロ)
とりあえず、「世界最強国決定戦」というネーミングからすでに駄作の香りがぷんぷん。題材は悪くないと思いますが、調理法を激しく間違ってしまいました。あうああ。でもクーガー選手を瞬殺するシーンだけは結構気に入っています。

005 [食器] 戦争 (4kb/SFなの?)
 私は牛丼は箸で食べますが、麻婆豆腐はスプーンで食べます。

006 [呪怨] 『呪怨』観ました(1)(2)(3) (17kb/怪談?)
「呪怨」はほんとマトモに見てられませんでした。もうムカついてムカついてしょうがなかったので。
何がそんなにムカついたのかというと……「その3」の彼が全て代弁してくれているので省略。[「呪怨なら何やっても許されると思ってたんか? アア!?」(ネタバレ反転)]ってことです、つまり。
……だから、スプラッタもあまり好きじゃないんですよね。狭量は損だとわかってはいても。

007 [虫] 虫の見る石 (7kb/ライトSF)
虫は嫌いです。ゴキもハエも蚊も蝶も甲虫も蛾もアメンボもクワガタも芋虫も全部全部大ッ嫌いです。
しかし、月は結局なんだったんでしょうね?

008 [世界樹] 世界樹の葉 (4kb/ラピュタ)
ここにある話の中でも最初期に書かれたもののひとつ。高校時代に授業中の暇潰しに書いたやつかな? DQの世界樹とラピュタを結びつけるのは斬新だと当時は結構思っていたものです。

009 [人形] サクルド・マリア (8kb/妙にシリアス)
この中で一番凝っている話かもしれません。それが面白さに結びついているとは限りませんが。
あ、文法的に変なタイトルはわざとです。サイト名と同様、ゴロ優先でつけました。

010 [別れ] ありがとうダニー・ソーサラー (5kb/青春)
さりげなくかなり気に入っています。完成度的にもこの中では上位の方じゃないかな? まぁワンパターンだという指摘は甘んじて受け入れざるを得ないのですが……。
ちなみに僕の書くものには「タイトル先行」と「中身先行」の二通りあるのですが、これはタイトル先行タイプ。SWEET LOVERSさんの「さよならサニーデイ・サービス」という詩のタイトルを見た瞬間に思いつきました。中身全然関係ないけどな!

011 [鍵] 鍵 (7kb/問題作)
巷に溢れる「性別トリック」のそのひとつ上を行く話を書こうという目論見の元に生まれた話。けどそのせいですげー気持ち悪い話になってしまったのは本末転倒としか言いようが。ちなみに、私の中でも「ぼく」の性別はまだ決めてません。どっちにしたって気持ち悪いしなー。

012 [本] 廃墟にある本の話 (1kb/最短)
書き始めから書き終わりまで多分十分かかってません。それに見合った中身ですし。ラストの説明ゼリフ臭さがどうにもやーな感じ。

013 [旅] 次はどこへ (14kb/語り物風)
この中では一番の自信作です。ラストの処理が致命的に気持ち悪いですが、他は満足の行く出来。実際、自分で読み返していて泣いてしまったことも……。山賊のみんな、あんたら人が好すぎるYO!

014 [居酒屋] 居酒屋「テロル」に気をつけろ (3kb/意味不明)
なんでしょうね、これは……。

015 [鍋] 悲しみ鍋を召し上がれ (6kb/未亡人)
自動車学校の教習中に何故か思いついた一品。中身とまったく関係ないけど。
あと、指輪を入れる前に消毒するカットを入れるべきだったと今更後悔。き、きたねー!

016 [孤島殺人] Z (6kb/パロ)
アガサおばあちゃんの「そして誰もいなくなった」を読んでて思いついた話。翻訳っぽい文体を目指したのですが、普通の人には何がなんだかわからんですよね……。
ちなみに自分は、こんな風に自信満々の悪党が予定外の一撃に激しくうろたえる話が大好きです。

017 [通天閣] 通天閣へ行こう (2kb/バカップル)
これも地味に気に入ってます。マブチさんと彼女の間の「行き先」の言い回しの違いがミソ……のつもり。

018 [缶コーヒー] 雪玉とかし (11kb/萌えに失敗)
わけがわからないものをわけがわからないと突き放すことでわけがわからないまま終わらせた話。逃げです。傍観者視点の話はかなり好きですが、それと「何も説明しないこと」は全然違うってのになあ。私は普段ナンパなんてしないので、それっぽい会話を書くのが大変でした。
公園の大きさが異次元ですが、それはツッコまないように。ツッコミ禁止。ツッコミは勘弁してくださいお願いします。

019 [成長] 羽の喪失(前編)(後編) (15kb/ファンタジーっぽく?)
風邪ひいて、熱で朦朧とした頭で思いつくまま書いた割には上手くまとまってしまった話。パソコンの前に座って書く→いち小節ごとにダウン→ベッドへ→悶々と考える→起き上がる→パソコン前に座って執筆→……というサイクルを繰り返しながら書きました。何やってんでしょうねこの病人は。

020 [タクシー怪談] たまにあること (9kb/狙いが分散)
これも「雪玉とかし」と同じく、肝心な部分で逃げてます。いちおう裏設定はあるものの、説明が面倒だったので……。語り手の運ちゃんの語りが彼の年齢をちゃんと反映していないかもしれません。実力不足。

021 [扇風機] 彼女と風子と扇風機 (10kb/しんみり回想風)
新海誠さんの作品は「ほしのこえ」より「彼女と彼女の猫」の方が好きです。
ということで、「彼女と彼女の猫」を自分なりに分解・抽出・再構築したのがコレ。何故か「AIR」が混じってます。できあがったのは結局三文小説まがいのプロットでしたが、まぁ今の私の実力ではこんなもんでしょうね。

022 [ドーナツ] リラックス・ドーナツ (5kb/ギャグ)
なのだよもん女と最低男の痴話喧嘩。うわあ、ひでえ話だ(笑)。
評判が良くて凄く嬉しかったです。自分的にも満足してる方だし、いつもこのレベルを維持できたら良いのですけど。

023 [おなら] 星人たちのホーリーナイト (6kb/どっちつかず)
「おならを噴き出しながら上昇する美少女アイドルを書きたい!」という欲求のために書いた話だったはずなのに。なんでこんなのになっちゃったんでしょうねえ……。いや、最初の欲求からすでにおかしいから。
ちなみに初期プロットでは、「ミスター味っ子」みたいなぶっ飛び合戦をイメージしていました。飛ぶのはアイドルですけど。

024 [血] 血女 (4kb/いろいろ)
最初は(1)だけで完成稿としたのですが、あまりにいろいろと物足りなかったので(2)と(3)を追加。(3)の都市伝説はそれっぽくできたので地味に満足。他はアレですけど。
ちなみに当初のテーマは「原点回帰」。(1)がゴレさんっぽい作風なのはそのためです。

025 [正直] 思ったことをすぐ口に出すマン (10kb/エセヒーロー)
公私の混同はよそうというか、「MAR」嫌いをこんなとこにまで持ち出すのはやめようと思いました。ごめんなさい。
これも「Z」と同じく、「自信満々の悪党が予定外の一撃に激しくうろたえる話」です。自分ほんとこーゆーの大好きな。


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